Ver1.00




『東京放浪記16 in レ・ミッズ観劇の旅4』



〜現行演出、遂に見納め編〜






 どうも、はじめまして&ご無沙汰しています、Nagaleです。

 東京旅行後の恒例テキストとなっている放浪記シリーズも、回を重ねること16回目となりました。


 ぶっちゃけ、つい先日東京放浪記を書いた記憶があるのですが……ちょっと早すぎでしたかね?(ぉ


 その理由と言うか目的は概ね前回と同じ(レ・ミゼラブル観劇の旅)でしたが、前回まさかの飛行機トラ

ブル
で、肝心の開演に間に合わなかったという(最終的には20分の遅刻で、途中から観劇するという間抜けな

事態に……)笑えないオチがあり、今回はそのリベンジ的な感じでの放浪(記)と相成りました。


 もっとも、今回の公演は前回の事件以前から確保していたチケットであり、スペシャルキャスト版という

プレミア公演(プラチナチケット)だったので、ある意味前回よりも豪華な布陣&是非観たい公演でもありました。


 ……まあ、プレミアムなのですよ。 <説明し難いのですが、そんな感じです(ぉ


 そんなこんなで、全く予期せぬと言うわけではないものの、諸々仕切り直しの東京&観劇の旅となりました。

 スケジュール的には昼の部か夜の部かの違いぐらいで、基本的には前回と同様の予定を立てていましたが、

その通り行くハズがないことは当人が一番承知しているので、そのあたりは概ねアドリブ重視で(w;


 正直これだけ回を重ねるとマンネリ傾向になることは否めないのですが、そうならない程度には毎度毎度

余計なネタが転がり込んでくる……ある意味で定番と言う名の波乱を含んだ旅行記をお届けできるのは良い

ことなのか悪いことなのかイマイチ解らない昨今でもあります(苦笑)。……多分悪いことだとは思いますが。



 では、閲覧に関しての簡単な注意事項です。放浪記の内容&言動に関しては基本的に素&壊れています

 普段の日記や言動がイタイことは今更ですが、更に輪をかけて壊れるのがこの放浪記(旅行中の出来事なので

テンションが高い)と言うことをご了承下さい。また、内容に関しては極力正確に書いているつもりですが、やりとりの

会話などは一部うろ覚えが入っている為、実際と若干異なっている可能性があります。また基本的に続き物特有の

ノリに加え、プライベートなネタも多く、一見される方々は若干不可解に感じる文章が混ざっているかと思われます。

 ただ、この放浪記を閲覧される方はごく少数&基本的な理念として自分が後々読む日記……思い出として楽しむ

ことを前提に書いているので、多少の暴走や不可解な点は個性という名の仕様と言うことで御理解ください。


 あと、基本的に徒然過ぎてダレる可能性があるので、その場合は即ブラウザを閉じて頂いて結構です(w;


 そんな感じで、前書きもそこそこに放浪記を開始したいと思います。

 おおよそいつものノリではありますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。







2011/05/28(土)  東京放浪1日目。






 札幌の天気:くもり   朝の気温:15度


 AM6:30 起床。おおよそ何時も通りのテンションで目が覚める。

 体調は上々だけど、季節はずれ的な日本上陸ルートに乗ってしまった台風2号さんが一寸気になるか、な?


 荷物の再確認をしつつ(特に航空券)、身支度を済ませ出発。地下鉄とバスを乗り継ぎのんびり。

 バスに乗ってからは大体40分ぐらいで空港に着くのですが、その時間は案外のんびり出来るので(乗客が少

ないので尚更)、缶コーヒーを飲みながら外の景色(丁度新緑の時期)を眺めるのが恒例だったりします。

 昔は小説などを持って行ったこともあるのですが、最近は極力荷物を減らすスタンスなので、荷物は年々減る

傾向になっていたり……というか、小説は早く読み終わり過ぎるケースが多々あって却下になりまして(ぉ


 バスの中で腰を労わりつつ、北の玄関口、新千歳空港に到着。流石に前回ほどの閑散は無く、程々の活気

は戻っていましたが、本調子にはまだまだ遠そうな気配でした。夏になれば大分回復するとは思いますが……。


 で、いつもならここで恒例のお土産タイムに突入するのですが、今回の放浪で会う予定の友人Eは元々道民な

ので、特にこれと行ったお土産の必要は無いんですよね……なのでパス(ぉ


 ……前回の埋め合わせがてら、昼飯でも奢らせて頂きますかねぇ。 <飛行機トラブルで会えなかった


 差し障りなく搭乗手続きを済ませ(機材変更による座席変更の可能性があります云々という注意書きがあった

ものの、実際は特に変更なく予約していた席に着席)、搭乗案内のアナウンスを受けた後、のんびり搭乗。


 さあ、今回は5時間遅れまでは許す(演劇の開演は夕方5時〜)、と間違った方向に気合を

入れていたのですが、新千歳を飛び立った飛行機はあっさりと目的地、羽田空港に着陸。



 普通はそんなもんだよねぇ……orz



 強いて言えば機長の挨拶が一度もありませんでしたが(航路順調等を含めた挨拶)、最近は機長の挨拶が

始まると何かしら身構えるようになってしまったので、結果的にはこの方が良かったのかも知れません。


 前回これだったら何も文句は無かったのに……と愚痴りつつ、機内から降りて移動開始。

 梅雨時期特有のじっとり感を覚悟していたのですが、湿度こそ多少高かった反面(雨降りでしたし)、温度に

至っては僻地とあまり変わらなかった(ちなみにこの日の札幌は最高気温が23度)というか後々考えれば札幌の

方が暖かかったような気がします。なんと不条理な(w;


 合流する予定の友達と携帯でやりとりをしつつ、先ずはモノレールに乗車。そのまま浜松町まで移動→到着。

 ちなみにそのとき、震度1の余震があったとかなかったとか。


 とりあえず友人Eとは浜松町でそのまま合流することに決まり、のんびりと待機すること数分。

 何だかんだで久しぶりなので一寸楽しみというか懐かしいというか……あ、いたいた <珍しく自分から発見


 「うぃす」

 「おう」

 「ご無沙汰でした」

 「え、Nagaleくん頭薄くなってない?」

 「第二声がそれかよ」


 このグダグダ感が素敵(ぉ

 まあ、基本的にこんな感じなので(過去作にも出演している某氏)いつものことです。ええ。


 久々の再会(何年ぶりかしらねぇ)に花を咲かせつつ、とりあえず飯でも食べますか、ということで秋葉方面に。

 ……しかしこの雨は邪魔というか、ぶっちゃけ変なものが交じっていそうで怖いワア。


 で、山手線に乗りのんびりと移動を開始したのですが、ここでひとつ問題が発生。

 いや、モノレールに乗ったときも感じたのですが、車内におけるエアコンのパワーが全然弱いと言うか、物凄く

中途半端な風がじわじわ(そよそよ、ではない)流れているんですよね。


 外の湿度はさほど高くない反面、どうしても人が集まるところはじっとりする傾向があるので、幾ら節電ムードの

昨今とは言え、今時期からこんな有様だと、7月8月の亜熱帯気候最盛期には一体どうなるのやら……恐ろしや。


 ちなみに、この中途半端なエアコン事情はホテルの部屋以外で延々と続き、今回の旅行において、最後まで

自分を苦しめることになりました。勿論、我慢するのは当然のことなのである種の妥協を持って動いていましたが。


 そんな山手線に揺られつつ秋葉到着。むう、相変わらず秋葉っぽくないようで根底は秋葉というか、そもそも

先月(4月)に来ているから、たかだか一ヶ月少々で何が代わった訳でもないというか、新鮮味は乏しいですな。


 いや、先月は2年ぶりぐらいだったので、それなりに目新しさというか懐かしさを感じた訳ですよ。ええ。

 あぁ、そういえば電気街出口近くの時計屋は先月半ばのときも閉店セールをやっていたような記憶ががが?


 とりあえず秋葉散策の前に飯でも、ということで、行きつけとなっている某ビル内の某丼屋に向うことに。

 味は程々、客は少なめという実に自分好みの店でしたが、今回も概ねそんな感じでした(w;


 食事を取りつつ友人Eと積る話をあれこれ。

 時折電話はしているので、さして積ってはいないという説も有るのですが、実際会って喋るのは別。


 とは言え、実際のところは


 「夜暇なんだけど、何か良い店知らね?」
 
 「東京に来てまで○リ○ルとか、引くわー、ドン引くわー」

 「鞄にシア○ス入れているヤツに言われたくねぇよ。つか、雨降ってると夜に動きたくないんだよな……」


 まあ、気心が知れすぎるのも大概だと思うのです。親しき仲にも礼儀あり。

 とは言え、これぐらいはっちゃけられるというのもまた大事だと思うんですけどね。うん、難しいw


 腹も満たされたところでラブプラスのすれ違い通信を設定しつつ、小雨降る中、秋葉原の散策を開始。


 何か欲しいものがあるようなないような……という感じでのんびり歩いていたのですが、丁度この日から

西尾維新の一番くじ第二弾がスタートしていたこともあり、コトブキ屋やらゲーマーズの前では大量のくじ景品と

共に、くじを引く猛者があふれておりました。うむ、実に秋葉らしい光景で何より何より。<おっさん的な感想


 実は自分も引きたかったのですが、まかり間違って上位賞が当たってしまうと持ち運びが煩わしいという

皮算用的な理由&友人に3回ほど代理で引いて貰う手配をしてあったので、興味こそあったものの、最終的

には流し目で状態を見守っておりました。多分引いたところで上位賞など当たることは無かったでしょうけどね(w;


 とは言え、流石秋葉というか、こういう一寸したイベントでの物理的な量と人の多さは今更ながら驚きますね。

 特に秋葉のゲーセンでは同時開催のプライズ景品が全部のゲームセンターに入っていたのですが、秋葉から

一寸離れたゲーセンでは影も形も無かったという……この有様は流石としか良いようがないです。ホント。


 そんな光景に後ろ髪を引かれつつ(正直、あの輪に加わりたかった)秋葉散策。

 某風船でゲームでも買おうかな計画も頓挫し(特に欲しいタイトルが無かった)、さて何を買いますかねぇ……と

思った矢先に「春ちゃん」((c)NHK)のガチャを発見。

 僻地ではとうの昔に売り切れだったので、ちょっとやってみようかな、と思い回したのですが、


 冬→冬→秋


 のコンボを食らい、苦笑いするしかなかったというオチがががw ……(人生の)春はどこー。


 各所ゲーセン(というかプライズ)を散策しつつ、西尾維新のプライズ品を後ろから眺めたり、試しに一回やって

みて敷居の高さに唖然としたり(アームの力はそれほど酷くない気がするものの、秋葉界隈は基本的に大量入金

が前提の仕様っぽいかなあ……)、ふらりと虎に入ろうとしたものの、人ごみに負けて止めたりとあれこれ。


 ちなみにすれ違い通信の方は悪天候にも関わらず、ほどほどな数が集まりました。流石秋葉。


 そんなこんなで友人Eとのんびり秋葉を廻っていたのですが……なんかさっきから右足がかゆい……?

 つか、じんましんの薬は昼に飲んだよねぇ……でも、このかゆさは心当たりが有りすぎる……うん。


 ある種の確信を持ちつつズボンの裾を持ち上げると、そこには赤い点がポツポツ。

 うむ、これまでに数々の虫刺され、湿疹、紫斑、汗疹を経験してきた俺には解る。これは





 草かぶれ <遅延性





 だorz

 いや、心当たり以前に、木曜日(旅行2日前)に山菜採りと題して休みを取り、ヤマウルシ(多分)やらが普通に

茂っている山の中を疾走していれば当然このオチは予測できたことなんですけどね。


 そんな予測があったからかどうかはさておき、近年荷物削減著しい鞄において、薬の量だけは年々増えている

(頭痛、風、喉、湿疹、麻疹)自分に隙は無かったというか、どうせこんなこともあろうかと鞄に忍ばせておいた湿疹

系対応薬のアン○ベート軟膏ですよorz <こう言うものだけは備え有り過ぎぐらいが丁度良い


 今年は出ないかな、とも思っていた(大体山に入ってから24時間〜48時間ぐらいが発症の目安)のですが、

思い返せば金曜の夜にポツっと一箇所赤くなっていたんですよね。……完璧に出てたじゃんorz


 全部自分が悪い(原因)とは言え、よりによってこんなときに……。

 まあ、そこに山とタケノコがあったから悪いんですけどね。 <酷すぎる責任転嫁


 なってしまったものは仕方が無い……と諦めつつ、結局どうしようもない(見た目が若干悪いのと、ひたすらに

かゆいだけで、それ以外の実害そのものは案外少ないんですよこれ)ので、そのまま移動再開。

 早目にホテルにチェックインして、軽く薬だけ塗って動きますかねぇ、と言うことで秋葉を少し早めに切り上げて

(大体見るところは見た)、毎度お馴染み品プリへ。


 なお、夜勤明けの友人Eとは有楽町で解散。短い時間だったけど、久しぶりに楽しかったですよ。多謝。


 そんなこんなで痒みを堪えつつ、いつもの品プリ(メインタワー)にチェックイン。

 今回は12階の部屋だったので(品プリにしては相当低い方)多少の地震は大丈夫。


 ま、そういうときは地震がこないであろう確証みたいなものが以下略。


 足を確認しつつ(なかなか良い感じのかぶれになっていた)、とりあえず薬を塗り塗り。

 塗ったからと言ってすぐかゆみが無くなる訳ではないものの、塗らないよりはマシなことは言わずもがな。


 荷物を整理し、もう少し身軽になったところで秋葉に戻る(ぉ

 いや、夕方の目的地(有楽町)は秋葉からそんなに遠くないので、ギリギリまで居られるのですよw



 古書店で適当に本を探しつつ、西尾維新一番くじ(第二弾)の動向をあれこれ散策。

 この時点ではきゅんキャラのシークレットが誰なのかも全然解らなかったんですよねぇ……結局正体が解った

のは、帰宅してからのことだったという……情報戦線に乗り遅れたというか仕方がないというか。


 ついでに何かオタっぽいお土産を……と思い探してみたのですが、困ったことにこれと言った商品が無いと

いうか、幾らなんでも露骨過ぎる商品はTPOに反しますからねぇ……や、自分の社会的地位とかそういうのは

ハナからありませんが、それとこれとはまた別問題なのですよ。


 堅気の職場などに持っていくお土産として、ギリギリ許せるのはメイドクッキーぐらいだと思います。

 しかしこれも過去にやっているので、結局秋葉銘菓の類はスルー致しました。残念(ぉ


 そうこうしているうちに時間は4時20分。相変わらず時間が経つのは早いですな。

 それじゃあぼちぼち有楽町(帝国劇場)に移動しますかー。


 ま、流石にこのあたりの場所なら、大概のトラブルがあっても5時までには帝劇に到着できるハズw

 本当に前回は参ったというか、故意じゃない遅刻はもう二度と経験したくないですね……。


 そんなこんなで4時半過ぎには帝劇に到着。よし、完璧に間に合ったw

 久しぶりに帝劇名物の豚まんでも食べながらのんびり開演を待ちますかねー、ということで、久々の

味を堪能しつつ、スペシャルキャスト版のパンフレットを見かけて即購入を決断していたとかなんとか。



 閑話休題。



 しかし、東京放浪における目的の9割がこれ(レ・ミゼラブルの観劇)だもんなあ。

 このあたりはお袋さんの血を色濃く受け継いでいるというかなんというか。ま、今回もお袋の分まで観劇さ〜。





 -----

午後5:00 開演 (ソワレ)


 先月とは違うスペシャルキャスト版。重ね重ねのプレミア&プラチナチケット。

 何がスペシャルかと言えば、メインキャスト陣の多くが初演当時もしくは演技に定評のあったキャストで

埋め尽くされているという大盤振る舞い&すばらしいに決まっている公演でした。


 注目していたのは初見となる鹿賀さんのジャベールと鳳さんのテナ夫人。

 いわゆる初演組でしたが、鹿賀さんのジャベールが思いの他完璧というか凄かったですね。


 鹿賀さんはバルジャンの印象が強かったのですが、これは今更ながらの新たな発見でした。

 鳳さんのテナ夫人は本当の悪役という感じが前面に出ていて迫力上々。森久美さんだとどうしても笑いが

前面に出てしまうので、緊張感のある本来の夫人像が良く出ていたと思います。

 他のキャストは言わずもがな。別所バル(個人的には最近のバルの中で一番好き)岡アンジョ(年齢的に

どうかなあ、とか思ってスミマセン、最高でした)、島田エポ、岩崎ファンテ、石川マリウス等々、個人的にはほぼ

ベストの布陣で観劇することが出来たの至福のひととき。

 現行演出の最後(の観劇)を飾るにふさわしい、素晴らしい3時間15分(内、休憩25分)だったと思います。


 あと、このあたりのキャストで観劇している人達は「解っている」人が多いので、役者さんもそうですが、それ

に呼応するかのように観客のレベルも高いんですよ。余計な声や音が一切気にならないことは言わずもがなです

が、拍手のタイミングなども絶妙で、本当に「解っている」人ばかりが見ているのが嫌でも伝わります。


 勿論最後はほぼ全員のスタンディングオベーション。流石すぎる……。


 -----





 恍惚の三時間を終え、パンフレットを購入しつつ帝劇を後に。

 いやあ、ホント、この感動を……語り合える人が居なくなったのは悲しいというか辛いというか。

 次は何時になるか解りませんが、次回以降の公演は演出が若干変更される(以前のような短縮ではなく、諸々

の細かいところがリニューアルされるらしい)ので、そちらの方にも期待させて頂くとしませう。

 何だかんだで現行演出は先が読めてしまうので、先の読めない展開(新演出)というのもまた良いものですし。


 あ、そうそう。例により帝劇も節電傾向だったというか、何か空調がいつもより微妙だったかも知れません。もう。



 さて、観るものも観たし、目的も達成したし……次はどうしますかねぇ……。

 予定ではホテルに戻って「(自主規制!)」を実行する予定だったのですが、足のかゆみが予想以上に酷い

ことに加え(演劇に集中しているときはそんなにかゆくなかったのに……)、歩きすぎてズボンがふとももに擦れ

すぎたことで、見た目も非常に悪い有様になっていた&そもそもこの状態では湯船に浸かれない(かゆい&患部

が広がる可能性が高い)という嫌なコンボが集結。


 アレルギー系なので人様に移ることは無いのですが(これだけは救いですよホント)、こんな状態なら何をされて

もかゆそうだ、ということで、東京の夜をエンジョイ(←古い)しよう計画はあっさりと中止になってしまいましたとさ。

 ……チキンと呼んでくれて結構。……でも、こうなってしまうと、本当に諸々駄目なのよねorz


 仕方が無い、一寸予定を変更しますか……確か虎&メロンは午後10時ぐらいまでやっているし、たまには人の

少なくなった秋葉でものんびり眺めますか、と言うことにして、ホテルには戻らず、その足でまた秋葉へ向うことに。


 何この本末転倒。


 その後、メロンで本を買ったり虎でCDを眺めたり、セガ(ゲーセン)で化物語のプライズに悪戦苦闘していたりで

時間を潰し(これだけ遊んでも結局安上がりなあたりは結果オーライなのか……?)、気が付けば程好い時間に。


 一通り満喫したワア(ガハラさんのきゅんキャラ(プライズ版)ゲットだぜ!)、ということでそのまま秋葉を離脱。

 途中、駅前のコンビニで簡単な夕食&缶ビールを買い込み、ホテルに戻って夕食。うん、ビールが美味い。


 その後、軽くシャワーを浴び(お湯には浸からない方がベター)、例によって「これ」の下書きに手を付け始める。

 それも程々にまとまったところで程よい睡魔が襲って来たので、特に抵抗せず不貞寝することに(ぉ


 ま、何かしらケチが付いてしまうのは予定調和というか、そもそも、レ・ミッズを見た後で「そんなことを」抵抗

なくやらかすのも笑い話でしかないという説もあったりなかったり……。

 いや、ファンテさんが娼婦に身を落とした挙句に、男を蔑む台詞を吐く(至極正論な)シーンがありましてね?


 何はともあれ、おやすみなさい……。



 AM 00:00 就寝。







2011/05/29(日)  東京放浪2日目。






 東京の天気:雨  最高気温: 18度

 AM6:00 起床。


 温かくも寒くもない感じの朝を迎えましたが、東京にしては涼しい朝だったかも知れません。

 二度寝に心が揺らぎつつも早目に起床し、若干寝ぼけながら身支度を整え、そのまま朝食に。

 ここのホテルは朝食のタイミング次第で大変なことになるので、早めにレストランへ向った方が結果的に余裕を

持てるというか、どうせなら朝食ぐらいはのんびり&ゆっくり食べたい訳で。<眠気よりゆとりを取った


 程々に空いているパブナで定番の食事を食べつつ(震災ショックから徐々に開放されてきたことで、人自体は

前回より増えていたので、同じ時間でも若干混んでいた)、混んできたパブナを眺めつつ食後の珈琲。美味い。


 さて、今日の予定は……浅草に向かった後、蒲田か秋葉原あたりかなあ。


 ……蒲田という聞き慣れない地名が出ましたが、これは近くの某センターで「ぷにけっと」というイベントがあり、

先日の友人Eがサークル参加していたので、一寸見に行ってみようかなあ、と考えていた次第。

 最終的には天候不良&行動に余裕を持ちたいという結論に達し、蒲田方面には出向きませんでしたけどね。


 そもそも自分の趣味的には完全に(?)畑違いのイベントですからね……閑話休題。


 それから暫く、ホテルの部屋でゴロゴロ。

 天気が良ければ少し早めに出て散歩なぞするのですが、到底そんな天気ではなく。 <雨&台風接近中


 結局、世間が動き出す9時ぐらいまでホテルでのんびりした後、チェックアウト。

 ついでにホテル近くのコンビニで(ほぼ隣接レベル)いくつかの荷物をまとめて宅配。

 諸々を軽くして更に動きやすくというか、今日買うお土産を詰め込めるぐらいには鞄を開けておきたかった所存。


 で、山手線から銀座線に乗り換えつつ、向かった先はいつもの浅草。

 本当は初日に行くのがマナーというか礼儀なのですが、ここ2回の放浪では二日目になっております。反省。


 若干本降り気味になってきた雨を感じつつ、そんな中でものんびり仲見世を歩き、浅草寺前へ。

 久しぶりに(初めてか?)線香なぞを買い、諸々の病気改善を祈願しつつお参りを済ませおみくじを引いた

のですが、結果的には妙に当を得たおみくじだったというか、若干不本意だったというか……orz


 相変わらずの止まない雨にうんざりしつつ、仲見世でお土産を見繕うことに。

 久しぶりというか、たまには原点に戻って雷おこしとか良いよね。うん。 <実際、久しく買ってなかった


 まあまあ良さげなお土産を見繕った後、そのまま浅草を離脱。さて、次は……どうしますかねぇ?

 前述の選択肢も候補に上げたのですが(秋葉か蒲田か)、なにぶん未開の地は何が有るか解らないので、

変なリスクを背負うのもナア、と思い(時間に余裕を持たせたかった)今回は断念することにしました。残念。


 もっとも、目的地である京急蒲田は、品川駅から京急(特急)に乗れば一駅7分ですけどね(ぉ


 基本的に慎重派なのです。

 石橋を叩きすぎて壊すタイプですが、それもまた必然。


 そんな結論に至った後、山手線に揺られて向かった先はやっぱり秋葉。

 おかしいなぁ、最近疎遠だった秋葉にまた戻ってきているような気がする……どんな心境の変化だろう?

 で、とりあえず微妙に忘れかけていた



 ご当地ラブプラスー(東京)



 をこなし、移動開始。

 とは言え、基本的には昨日のなぞりと言うか、中古屋関係をメインにあれこれ探していた程度。

 それさえも2時間居るか居ないうちに網羅してしまうので、結局は時間が余るという訳の分からない状態にw


 んー、どうしますかねぇ……。

 と、少し早めの昼食を獲りつつ予定をひねっていたのですが、結局「久しぶりにアメ横でも歩くかー」という、

我ながらよく分からない結論に達し、一度秋葉を離脱して上野へ。

 ま、雨降る中のアメ横歩きも風情がある……と思ったかどうかはさておき、あの独特のノリは結構好きだったり。

 ただ、基本的に価格設定がおかしいというか、油断していると売値の9割引近くを提示される罠。こえぇ。


 実際モノはどうなんでしょうかねぇ……流石にナマモノは買うに買えないので委細は不明ですが……。


 時間つぶし、もとい、のんびりと風情を嗜んでいるうちに時間は午後1時半。

 確か3時の飛行機だったから、ぼちぼち移動すれば丁度良いよねぇ……確か3時だよな?


 若干不安になりつつ改めて航空券を見ると3時じゃなくて3時

 おを、早かったらエライ目にあってたけど、遅いぶんには余裕が出来て良いじゃないか(w; <杜撰


 ふむ……若干余裕も出来たし、それならばもう一度秋葉に戻ってご当地ラブプラスも悪くないか……。

 と言うわけで諸々端折って秋葉に戻り、



 ご当地ラブプラスー(東京)



 を再度こなす。

 尚、このご当地カプセルを開け終わった、カプセルの抽選回数が3→5に上がったというオチががが。


 今更かよorz <せめてあと1回早く回数が増えてくれれば……


 そんなこんなで時刻は2時15分

 おを、あまりのんびりすると飛行機に乗り遅れる……ということで秋葉に別れを告げ(あいしゃるりたーん)、

丁度タイミング良く来ていた山手線に乗り、腰を落ち着ける。……あぁ、何だかんだで楽しかったワア。





 ……で、最後の最後に油断というか、一寸気が抜けてしまった矢先、遂にお約束が(ぉ





 「次は、鶯谷、鶯谷です」 <車内アナ

 「(……ん?)」

 「この列車は、新宿池袋方面でございます。次は、鶯谷〜」






 げ、逆方向!?



 はい、秋葉からだと東京、品川方面の山手線が正しいルートですねorz


 おおう……まあ落ちけつ俺。<お約束

 つか、御徒町→上野の時点で気が付けよ俺orz


 今……2時25分!? 飛行機が3時半だから残り1時間5分。

 だから何でこんなカツカツな時間になってるんだよ……いや、30分の余裕が裏目に出たのか……orz


 秋葉から浜松町までは10分少々。ここは鶯谷(秋葉→御徒町→上野→鶯谷=3駅逆走)だから……ここから

だと浜松町まで最低15分はかかる……ということはモノレールへの乗り継ぎが上手く行ったとしても(最低でも

区間快速が必要)……どんなに早く着いても定刻の25分前……なんだこのギリギリ過ぎる時間はorz


 おかしいなあ、時間に余裕を持っていたハズなのに、何かギリギリの賭けになってるワア。


 とりあえず鶯谷で飛び降り、反対のホームまで疾走。

 そんな折、鶯谷を華麗にスルーしていく京浜東北の快速列車。


 ……あぁ、そうだ。

 上野か秋葉原あたりで京浜の快速に乗れば一寸だけ時間が短縮できるかも……。


 すっかり忘れていたというか、普段あまり使わない京浜東北線ですが(東京の移動は山手線で、という固定

概念が強すぎて、殆ど気にしていなかった)、山手線の沿線における品川〜上野あたりまでの午後は、基本的

に京浜東北の快速が走っているので、使い方によってはこの方が早かったりもするんですよね……これなら

浜松町まで2〜3分は短縮できるハズ。……何より、今はこの2〜3分が貴重な時間すぎる訳で。


 結局、Uターンしてしまった秋葉原駅で京浜東北に乗り換え、そのまま浜松町へ。

 幸いというか、若干早く到着したことで時間的な余裕が出来、14時48分の空港快速に間に合う(これに乗れ

なかったら本当にカオスでしたが)ことが出来、最悪の事態だけは回避できそうで一息。


 汗をダラダラかきつつ空港(羽田第一ターミナル)に着いたのは18分後の15:06分。何とか間に合うかー?


 最後の最後で全力ダッシュする羽目になるとは思いませんでしたが、ギリギリなことに間違いはないので、とり

あえず搭乗ゲートまでは全力で……ついでに通りすがりの店で職場用のお土産を購入 <真似してはいけませn


 JALの案内員に事情を話し、とりあえずチェックインだけは終了。 <終了数分前でした

 あぁ、これで一息……と思ったのですが、こんなときに限って手荷物チェックの入り口が大混雑orz


 搭乗手続きさえ済ませておけば大丈夫ですよー、という係員の微妙に頼りない言葉を受けつつ、順番に並んで

手荷物検査を受け終わったのは定刻9分前。……そこから搭乗口までまたダッシュし(ついでにトイレ)、搭乗

口に着いたのは定刻の5分前というカオスな時間でございました。


 つか、良く間に合ったな俺(w; <ドサクサに紛れていろいろ脱線していたのはご愛敬


 時間には余裕を持て、という典型例ですね。

 まぁ、逆方向の山手線に乗るという凡ミスをやらかした自分が全て悪い訳ですがorz


 何はともあれギリギリで飛行機に間に合い(ちなみに、1人似たような(?)パターンがあったらしく、5分ほど

出発が遅れたのはご愛敬というか、今回に限っては有り難かったかも知れませんw)、飛行機は一路札幌へ。

 若干気流が不安定云々という話ではありましたが、極端に揺れることもないまま新千歳空港に到着。


 ただ、珍しく東京と札幌の寒暖の差が少ないというか、湿度が低いぐらいで実質同じような気温だったのは

有り難かったですね……。普段は寒さに震えることが多いので、これは一寸意外だったというかなんというか。


 そんなことを考えつつ、バス、地下鉄を乗り継ぎ、一路我が家に帰宅。いやはや、何故か今回もドタバタでした。

 ……お疲れ様でした。








〜東京放浪を終えて〜






 珍しく、トラブルの原因が全て自分というグダグダぶりを発揮しておりました(ぉ

 余裕を持ったつもりが何も余裕がないという笑えない話がありましたが、まあ間に合って良かったです。ええ。


 やっぱり飛行機関係は1時間程度の余裕が欲しいですね。ええ。


 それ以外は概ね普通というか、肝心のレ・ミッズは言わずもがなで堪能。

 前回のリベンジ……というのも変な話ですが、最初から最後までしっかり観劇して参りました。ええ。


 後、いつもの秋葉に関しては前回同様に満喫して参りました。

 フィギャーやらゲーセン(プライズ)やら、今まであまり手を出していなかったジャンルに首を突っ込むと、また

違った視点で物事を眺めることが出来るというのは良いことだと思います。ええ。







編 集 後 記






 少々遅れましたが、一応完成いたしました。

 書き始めまではそれなりのペースだったのですが、諸々グダグダしているうちに月日は流れ……orz


 書くに当たっては特に詰まることもなく、相変わらずのネタもといイベントが豊富な旅だったのは以下略。

 良くも悪くも話題には困らない旅でしたが、たまには「何も無さ過ぎてネタに困る」ような旅がしたい昨今。


 ま、実際はいろいろなネタが嫌でも転がってくる師匠体質になっているんですけどね(w;

 それはそれで勘弁して欲しいところですが、それはそれで大事(理想)なことなのかも知れませんね……。


 さて、最後まで長々とした駄文に付き合っていただきまして本当にありがとうございました。

 細々ではありますが、管理人の東京放浪におけるゴタゴタや楽しみがほんの少しでも皆様に伝わったようで

あれば、エセ物書き屋として何よりの幸いですし、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。


 や、毎々の長文でスイマセン本当……(w;

 それでは、縁がありましたら次の放浪記でお会いしましょう(^^)/〜





2011/06/09 Nagale




Post,Script,
 

過信と油断は紙一重。