Ver1.01
12/30日現在
1999年度「私的」AdultGame Best10
−− 最終発表 −−
どうも、Nagaleです。う〜ん……今年もまた、この季節がやってきましたねえ。
え〜、このコ−ナ−はNagaleが今年プレイしたAdultゲ−ムを様々な観点から考察し、ときには私情を入れつつ今年の
Adultゲ−ムBest10を選出するというものです。
なんだかんだで回数を重ねること5回目。公式になってからは4回目の年末恒例行事になりました。
さて、今年は昨年までとは違い、身内やネット仲間などへの限られた配布ではなく、HP上における不特定多数の
人への公開ということになりました。しかし、ネット上は「公共の場」であるという関係上、倫理を初めとした文章面では
若干の制約を受ける(特に著作権等の規制は辛い……)ことになります。その為、例年と比べるとコンテンツ
自体はかなりまともな(というか縮小された)内容になると思います。とは言っても要所要所でなにかやる予定なので、
その辺はお楽しみに(^^)
本年度の具体的内容としては、各ソフトの説明を簡略して表記し、それ以外の順位や簡易評価については至極簡単に
まとめさせて貰いました。
ちゃんとした評価を知りたいという人は、HP内のゲ−ムレビュ−における各ソフトごとのレビュ−を閲覧下さい。
また、各ソフトごとに「お気に入りキャラ」を記述しています。最後にこの中から、『1999年度ベストキャ
ラクタ−』を選出します。これもお楽しみに(^^)
……それでは最初に注意事項です。これから発表する順位表は「流 雷氷」の独断と偏見によるものです。
よって他社(他者)、他誌の同様な企画で発表された順位とは違うということをご了承下さい。
次に、今年発売されたソフトであっても過去に発売されたゲ−ムのリメイク等のタイトル及びおまけ的要素のミニゲ−ム
などは順位対象外(参考作品扱い)としています。
これは、ゲ−ム自体が過去のレビュ−等と重なる恐れがあるうえ、過去にそのゲ−ムの順位が既に決まっている為、
公正な審査にならないための配慮です。また、ミニゲ−ム等の経歴においてはその都度説明します。
また、このテキストで発表されたベストキャラについては、Nagaleの完全な趣味の領域です。よって、苦情等は
一切受付ません。納得のいかない人は笑って受け流して下さい(笑)。
本当は全て……といわなくても月に3〜4本程度のゲ−ムをプレイすればいいんでしょうけどねえ。予算の関係上、
自分が気に入った、又は興味を引かれたゲ−ムの中からしかBest10を選出できないのは辛いです。
まあ、そのあたりはご了承下さい。この辺が個人的な限界レヴェルなので(^^;
さて、発表に移る前に今年のゲ−ムの傾向及び感想からいってみましょうか……。
上半期においては、久しぶりに業界が活気づきました。「こみパ」や「Kanon」等を中心としてそれなりの
秀作ソフトが発売され、この時点では非常に先行きが明るいものでした。
なにせ、上半期終了時点で既に6作品が私的ランク入りを確実なものとし、更にその他のタイトルも昨年度の基準で
考えると殆どがBest3内に入るという非常にクオリティの高い内容となったことで、このペ−スを保ちさえすれば今年は
97年以来の当たり年になると思われました。
が、しかし……下半期に入ると、昨年と同様に業界が妙な安定期に入ってしまい、ぱったりと購入意欲をそそられる
作品が途切れてしまいました。
それでも、中堅ソフトハウスをはじめとして、一定のクオリティを持った作品がある程度コンスタントに発売された為、
飽和状態ながらも安定していたと言えます。事実、こちらとしても必要最低限の本数だけは揃えることが出来ました。
矢張り全体的に見ると良いゲ−ムが多い年だったと言えるでしょう。
ただ、やはり今年もこれといった大作ソフトに欠ける年になりました。平均以上の安定供給はあったものの、これは名作!!
というようなソフトは無かったです。
そして昨年に引き続き今年も新規メ−カ−の参入&健闘が目立ちました。内容的な話は別として、しっかりとした
目標を持ってゲ−ムを作っていたソフトハウスさんが多かったです。昨年ほどのインパクトを受けたメ−カ−こそ
無かったものの、良い意味で地道な健闘をしているという感を受けました。
さて、いよいよ99年度の発表に移りますが……
その前に補足事項を幾つか記述させて頂きます。
Q.去年の内容知らない……
A.テキストは大人の事情で公開できませんが、順位についてはここで公開します。
1位 Runners
2位 ONE〜輝く季節へ〜
3位 いちょうの舞うころ
4位 がんぶる!
5位 雪色のカルテ
6位 Natural
7位 PALETTE
8位 WHITE ALBUM
〜以下選出ゲ−ム無し。
いや……去年は不作で……。ねえ(><)
Q.ついでだから他部門の結果も書けば?
A.そうしませう(笑)。
キャラ部門:「川名みさき」 /ONE
音楽部門 :「小人さん」 /いちょうの舞う頃
Vocal部門 :「POWDER SNOW」 /WHITE ALBUM
という感じでした。Vocal部門についてはすんなりと決まったんですが、それ以外がなかなか決まらなくて……。
思えば「ONE」も去年のゲ−ムだったんだよなあ。ああ、時代の流れ(←なんか違う)
はい、長らくお待たせしました(^^; ぼちぼち本番です。
というわけで、千年紀の区切り、99年。これまでに私が購入した中から、12/30現在の順位発表です。このVerを
もって1999年度のファイナルと致します。
まず、上位の発表前に、惜しくも今年のBest10選外となったゲ−ムや、付属のおまけゲ−ムの中で出来の良かった
ものから幾つかの作品を発表&紹介します。
●『姉妹いじり』(にくきゅう /06/25発売 SLG)
年に一度の羽目外し……。もともと調教系が好きではないNagale。残念ながらこの程度の評価が限界でした。ただ、
好きな人には楽しめるゲ−ムになっていることは事実なので、その辺は趣味の領域でしょう。
●『雛鳥の囀Win』(STUDiO B−ROOM 07/30発売 BRG)
いろいろと訳有りなソフトでした……。このゲ−ムについては今更ですね。選考約款に基づき、本年度における
評価を出すことが出来ませんが……ゲ−ムの内容以上に、ひとつの完成された物語として、ついでにメイドゲ−と
して(笑)これ以上無い程の評価を出すことが出来ます。つ−わけでみんなも買いませう(笑)。
●『HUSHABY BABY』(アリスソフト/ 09/27発売 NOV)
アリスソフト会員限定で発売されたこのソフト。書いてあったスト−リ−の説明そのまんまのゲ−ム内容&短さで
ツッコミを入れる余地がなかったというソフトです(苦笑)。ま、多分「ちょっといい話」だったんでせう。
●『アルバムの中の微笑み』(Curecube 09/24発売 NOV)
良い世界観と良いキャラクタ−を作ったまでは良かったものの、シナリオの運び方に失敗して評価を下げてしまった
典型的パタ−ンですね。ご愁傷様でした(^^)
ゲ−ム自体はとても丁寧に作られていて好感が持てました。これで、シナリオがもう少し良ければかなり上位に
たどり着けたと思うのですが……残念。
●『メイドのススメ』(アリスCDおまけ)
内容としては教育ソフト(?)です。中身はなかなかエロエロだけど(笑)。しかし、与えられた問題が中学レベル
とは思えないほど難しく……いや、Nagaleが馬鹿なだけか(溜息)。自分の現状の学力を試すには面白いかもしれませんね。
●『ぶろぶろ(仮)』(同上)
なんてことはないブロック崩しゲ−ムですが……台詞が無茶苦茶(笑)。しかも猿に勝てないわヒゲは出てくるわ……。
まあ、アリスらしいおまけゲ−ムです。個人的には凄く好きなんですが……。
●『コロがせ! 雪ダマ大作戦』(STUDiO B−ROOM)
イベント+通販で発売されているこのゲ−ム。出来については不問ですが、要は雪ダルマを上手く作るゲ−ム
です。しかし、こんなん作ってる暇あるなら……はう。
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ここからは上位10タイトルになります。
では、順次発表していきましょう。
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10位 終末の過ごし方
(アボガドパワ−ズ 04/09発売 NOV)
私がこの世界でする−最後の約束<キャッチフレ−ズ
はい、先陣を切る10位に選ばれたのは『終末の過ごし方』でした(^^)
とりあえず全員メガネは勘弁して。シナリオと雰囲気に光るものはあれど、結局のところ良くわか
らない内容は世紀末の所以かな? あと、留希先生を食えなかったのは痛かったですなあ。
ゲ−ムと言うよりは小説を読む気分でプレイすると結構楽しめるとは思いますね。
お気に入りキャラ:大塚留希
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9位 D〜その景色の向こう側〜
(Pure Platinum 12/17発売 ADV)
闇夜が紡ぐ、夢の結晶−<キャッチフレ−ズ
はい。9位に選ばれたのは『D〜その景色の向こう側〜』でした。
何とも言い難いテキストと展開。それでも要所要所で盛り上がり、最後は理不尽ながらも上手く締めたと言える
でしょう。……要は勢いで押し切ったゲ−ムですね(笑)。
テキスト表記をもう少し柔軟にすればよりよいゲ−ムになったと思われます。
お気に入りキャラ:メル・ファン・デ・グラ−フ
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8位 トゥインクルレビュ−
(フェアリ−テ−ル 11/19発売 ADV)
とこ夏の楽園でキミだけのアイドルを見つけよう!!<キャッチフレ−ズ
8位に選ばれたのは『トゥインクルレビュ−』でした〜(^^)
選択肢が無駄に多くなければもう少しとっつき易かったですね。シナリオ内容に関しては良いレヴェルだった
だけに残念でした。あと、歌が微妙に下手なのは何故?別に歌を全員分作る必要は無かったと思うんだけど。
お気に入りキャラ:織原 聖
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7位 Ribbon2
(Bonbee! 11/05発売 SLG)
新しい恋のかたちを一緒に探しに行こう!<キャッチフレ−ズ
はい、7位に選ばれたのは『Ribbon2』でした(^^)
……だったらネタをパクるな〜(爆)<新しい恋のかたち
内容自体は及第点以上。久しぶりに恋愛における若さとなつかしさと修羅場を見させていただきました。
ただ、原画は人によって相当好みが分かれたようで……う〜ん。
お気に入りキャラ:藤原 遥
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6位 SEVEN
(Types 04/16発売 ADV)
1999年7の月、何かがおきる…<キャッチフレ−ズ
というわけで6位に選ばれたのは『SEVEN』でした。おめでとうございます(^^)
今年は世紀末系のゲ−ムが多かったですねえ。理由は言うまでもありませんが。
とりあえず前半のあまりにも酷いとってつけHは論外ですなあ。それ以外はなんとも風情のあるゲ−ムで楽しめ
ました。わがすりあ氏の原画もいい感じです。
ただ、仮面を取らなくても正体がわかるような変装はやめてね(苦笑)。
お気に入りキャラ:神代桜子
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以上、10位から6位までの発表でした〜(^^)
何だかんだ言っても今年は結構な数のソフトがあっていい感じです。去年は10作品を割るという不測の自体
もありましたし。
さて、それでは、閑話休題がてら……いつものやつ行ってみますか!!
ペ−ジの都合上、テキスト分けます。これは読みたい人だけ読んで下さい(笑)。
それでは引き続き上位5タイトルの発表に移りましょう。
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5位 フォ−クソング
(リュ−ノス 11/26発売 ADV)
そして、2人のためのハッピ−エンドへ。<キャッチフレ−ズ
はい、5位に選ばれたのは『フォ−クソング』でした〜(^^)
感動ではなく共感を……。共感は持ちました。……ついでに感動も見せてくれればいいのに。
シナリオ、CG、音楽……全てが上手くまとまっていて、ゲ−ムとしての完成度は非常に高いものでした。
私的には満足。
お気に入りキャラ:朝倉志帆
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4位 ママトト
(アリスソフト 07/01発売 SLG)
地に降りた一枚の羽…それは大好きなあなたでした<キャッチフレ−ズ
はい、4位に選ばれたのは『ママトト』でした(^^)
とりあえずラスボス強すぎ(笑)。もうちょっと手加減して欲しいなあ(無理)。
SLGとしての完成度の高さは流石。長くじっくりと楽しめるソフトです。夏の夜長はカカロモ−ドでGO! (←何故?)
お気に入りキャラ:ナルツガイス
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3位 ぷろすちゅ−でんとGood
(アリスソフト 01/15発売 SLG)
馬鹿がロボットでやってくる!!<キャッチフレ−ズ
はい、3位に選ばれたのは『ぷろすちゅ−でんとGood』でした(^^)
笑わせて貰いました。マジで。今年初めてプレイしたゲ−ムがこれだったのは良いことなのか悪いことなのか……。
ロボット系アニメのモトネタがわからなかったのは痛かったなあ。
主人公以上に魔窟堂のおっちゃんが光っていたゲ−ムでした(笑)。
お気に入りキャラ:四条 沙羅沙
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2位 Kanon
(Key 06/04発売 ADV)
”思い出”に還る物語−<キャッチフレ−ズ
はい、栄えある2位に選ばれたのは『Kanon』でした(^^)
理不尽な原画と物語を有り難う。それでも「感動」出来たのは、まさに「奇跡」
の成せる技? 後半の強引さはともかく、盛り上げる演出を上手く使っているところはシナリオライタ−の手腕でしょう。
お見事です。
お気に入りキャラ:水瀬秋子
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1位 こみっくパ−ティ−
(Leaf 05/28発売 SLG)
明日はデ−トか締め切りか!? コミック感覚で贈る同人誌物語<キャッチフレ−ズ
はい、今年の1位に選ばれたのは『こみっくパ−ティ−』でした(^^)
理想だらけの同人生活。現実はゲ−ム以上に修羅場だよん。
というわけで栄えある1位です。総合的な完成度を考察すると矢張りこれでしょう。
同人世界のシュ−ルな雰囲気の一端を垣間見せて貰いました。
……でも、本当に「こみパ」をやるたあ思わなかったけどね。むう。
お気に入りキャラ:大庭詠美
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と言う結果になりました。ま、妥当ですね(笑)。
さて、この中からキャラ部門のトップを決めたいと思うのですが……。なんかパッとしませんねえ。どうしよう?(おぃ
インパクトに残るキャラや萌えキャラが少なくなってきたということもあるけど……。
う〜ん、とりあえず……選考キャラ一覧にはないけど『沢渡真琴』が無難かな? いい感じで泣かせて貰ったし。
……もっとも世間一般とは全然違うだろうけど(笑)。 よし、決定!!(……ひでえ)
さて、駄文に長々とおつきあい頂きありがとうございました。これをもって99年度の発表を終わらせて頂きます。
今年はLeaf作品が再びトップを奪回する結果になりました。しかし……たまには文句無しで1位になるような
作品はないのかなあ……。
来年は2000年、そろそろ何か大きな事が起きてもおかしくはありません。これ以上の技術革命が困難である
Adultゲ−ム業界。その分、ゲ−ムの「本質」を求められるというのはある意味で他の業界ではなかなか見られないものです。
しかしそれ故に「安定している」とも言われてしまうわけです。この現状をなんとか打破してくれるソフトの出現を
心待ちにしつつ、テキストの締めと致します。
それでは、縁があれば来年の企画でお会いしましょう(^^)/〜
1999/12/30 流 雷氷【委員長】