Ver1.00
2000年、Adult Game 〜Vocal部門〜
はい、ご無沙汰な人もそうでない人も、ようこそいらっしゃいました。ここでは2000年に発売されたパソコンゲームの
中から個人的に気に入った「Vocal」曲を発表し、その中から今年のBest……つまりNO.1を発表するという、平々凡々な
企画です。……公式な企画となってからは……3年目、サイト公開は2年目となりました。
さて、このコーナーの選考基準は勿論、私「Nagale」の独断と偏見のノミネートです。
もちろん、独断と偏見である以上、結果はあくまでも「私的」です。ご理解の程、よろしくお願いします。
まず、いくつかの説明を……。
このコーナーでは、かつて選考曲+歌詞を掲載していました。しかし、昨年からは公共の場=インターネット上
での公開となったため、 著作権法に基づき、現在は歌詞を掲載しておりません。
また、最近はVocal乱立(?)の為、一曲ごとに色々と細かなコメントを書くことが困難になってきつつあります。
例に漏れず、本テキストも多少簡略化がなされていることをご理解下さい。
なお、この部門では過去に発売されたゲームのリメイクなど、追加されたVocalに関しては規制を敷いて
いません。元々、VocalはWindows以降の産物ということもあり、若干の規制緩和をしてあります。
また、媒体を問わず、フルコーラス版がある場合は、そちらを優先として審査しています。
では、改めてVocal部門の発表に行きたいと思います。
〜 主題歌部門 選考曲一覧〜
さて、まず最初の曲は、規制緩和の賜「真・瑠璃色の雪」からのノミネートです。
●「真・瑠璃色の雪〜ふりむけば隣に〜」/真・瑠璃色の雪ED
でも、これは詐欺(笑)。いや、DOS版の名音楽に歌詞をつけて歌われた日には唸るしかないですよ。
まず懐かしの曲でジーンときて、さらに新規に書かれた歌詞でもう一度感動して(笑)。いや、でも今聞いても
本当に良いメロディ ですね。
ただ、この曲、ゲーム中は本当に特定の(一種類?)EDでしか聞けないのは勿体ないです。まあ、その分、
使われる場面は本当にマッチしているので、思い入れの強い曲にはなっていますが……。
まあ、曲のタイトルや
歌詞もヒロイン向けの内容ですし。
ん〜、DOSゲーム最後の名作……それにふさわしい曲でしたね。
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さて、続いてはこちら。今流行の色物メロディ……なのかなあ(^^;;
●「恋のハイライト」/恋ようびED
どこかで聞いたことがあるような色物メロディは微妙にインパクトありましたねえ(^^;
個人的にはプッ○モニとか、そっち系の曲にしか聞こえなかったんですが……。
ただ、歌としては非常にノリが良かったと思います。こういうドタバタ系も個人的には好きですね。
嫌いな人は
とことん嫌うタイプの音楽であることは容易に想像が付きますが(^^;
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さて、続いては定番かつ大御所メーカー、Leafさんの作品からです。
BNHを聞いたときの衝撃……ディスプレイにケリを入れそうになった感情は今でも鮮明に残ってますねえ(笑)。
●「Littlestone」/まじかる☆アンティークOP
これは流石と言っても良いでしょう。ゲームの明るさが伝わってくるような、そんなノリの良さが見事でした。イントロの
メロディがダイレクトに耳に入り、メロディを覚えやすいのもいい感じでしたし。
ただ、贅沢を言えばフルコーラス版がほしかったところですねえ。まあ、いずれはCDなどで出るんでしょうけど……。
頑張って着メロを作ったまでは良かったものの、公式サイトからDL出来るimodeの4和音版を聞いた途端、急に寂しくなった
という、ちょっと苦い思い出のある曲です(苦笑)。
あのときは単音の限界を感じたなあ(笑)。
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……はい、続いても同じゲームからです。
●「歩み」/まじかる☆アンティークED
AKKOさんは未だ健在……ですね。良い曲でした。もう彼女は歌うことがないと思っていただけに、今回の登場は
本当に以外&嬉しかったですね。 良くも悪くも、この部門はこの人がきっかけでスタートしたとも言えますし……。
静かなところでゆっくりしみじみと聞きたい……そんな曲でした。
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さて、続いては……あ〜、いや、その……
●「みつめて新選組」/行殺☆新選組OP
……マヂです(笑)。あの曲です。今年の春、一部のサイトを騒がせたあの曲です。
いや、冷静に聞くとメロディは良いんですよ、本当に。……音程が上がっていなければ(^^;;
しかし、冷静に聞く前に思考回路を吹っ飛ばしてくれる凶悪な歌唱力と歌詞が
全てを台無しにしています(苦笑)。
とはいえ、これは確信犯的(というか、意図的)に作ってある曲なので、まあこれも味かな、と。
ただ、良くも悪くも上半期現在……いや、たぶんパソゲーの中では今までで一番印象に残ったVocalですね。
ある意味、冗談でも凄い冒険だったと思います。……私は面白かったので全然おっけいでしたが(苦笑)。
(余談ですが、Rolandの88Proクラスの音源をお持の方は当サイトのリンクから作曲者さんのサイト
「雑音工房・NOISE」に飛ぶことが出来ます。そこで、通常音程(笑)のMIDI版が聴けますよ〜)
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……はい、気を取り直して(←失礼な(^^; )次行ってみましょう(^^;
●「Sacred Words」/Sense off-OP
メイン部門でも大健闘、「Sense off」からのノミネートです。ちなみに、I'veサウンドです。
後述するEDのインパクトに気を取られてしまいがちですが、実はこっちの方が後々聴ける曲です。
Vocalの上手さもさることながら、全てにおいてレヴェルの高い曲でした。おちついたリズムと音程がゲームの
穏やかな雰囲気にも合ってましたし。いや〜なんていうのかなあ……本当に、良い曲でしたよ……。
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……はい、続いても同じゲームからの選出です。
●「birthday eve」/Sense off-ED
ノリと勢いがあるという面ではこの曲は非常に秀逸でしたね。勿論、音楽自体の出来も良いのですが。
この曲に限らず、I've系サウンドは、純粋に音楽としても聴けるレヴェルを保っているというのが凄いですね。
カーサウンドとして十分に対応できるところも、個人的にはポイント高いです(笑)。
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……はい、続いては……今年の本命3連発です(笑)。
●「鳥の詩」/AIR-OP
いや、流石だな、と。澄んだ曲と音程、そしてメロディ……申し分ないですね。
曲だけでも十分に聴けるのですが、オープニング画面と併せた際の一体感は、本当に震えが来きました。
多くを語るまでもなく、素直に名曲と言えるでしょう。
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……はい、3部作その2(笑)
●「Farewell song」/AIR-ED
オープニングの印象が強く、印象が薄れてしまいがちですが、実はこっちも同じぐらい好きですね。
また、歌詞の「あの歌声をいつまでもいつまでも……」というフレーズとメロディは、今年一番気に入ったメロディです。
ストリングスのような爽やかさと情景がなんとも言えないです、ホント。
AIRに関しては多くを語るまでもないですね。正直な話、どの曲も手放しで高評価を出すことが出来ますし……。
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……はい、ある意味、一番凶悪な歌だったかも知れません。
●「青空」/AIR-挿入歌
というか、最初にアカペラから入るのが一番辛いですね(笑)。最初に聴いた瞬間、固まりました(爆)。
あそこでこの曲を持ってくること自体、反則だと思うのですが……。まあ、色々な意味で。
音楽自体はともかく、この曲はあまりにも強烈すぎて駄目でした。多分、あまりにも情景と合いすぎていて、
どう反応していいかわからなくなったんだと思います(苦笑)。ある意味、凄い歌ですね。
色々な意味で、衝撃でした。というか、衝撃が大きすぎて一日立ち直れませんでした、ええ(^^;
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……さて、そろそろ終盤。続いては、こちらです。
●「Heart of Prisum」/プリズムハートOP
ゲーム後半で流れる曲ですね。……一応オープニングなのかな?
実は本作、メーカーさんのサイトからこの曲を聴いて購入を決めた可能性もあるほどの曲なんですね。
作曲者である「Odiakes」さんのノリが前面に出た、非常にテンポのよい曲と言えるでしょう。良かったです。
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……ん? ひょっとして……これが締めですか(^^;;
●「ぶるま〜ず★」/ぶるまー2000/OP
馬鹿です(断言)。作った人に敬意を表します。……他ならぬ長崎さん、九十九さんですが(^^;;<お世話になっています
まあ、メロディはまともなのですが、矢張り破綻した歌詞とSEが、ぶるまーの世界観に見事にマッチしていて、
相当タチが悪いです(笑)。
しかも、このシリーズの特徴として、一度聴くと3日は耳に残るというとんでもない副作用が健在なため、
気が付くと鼻歌を歌っている自分がいたりします。……助けてください(笑)。
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というわけで、以上12曲がノミネ−トされました。 今年は元となる本数が多いせいか、結構な数でしたね。
さて、この中から今年のBestを決定したいと思います。……さて、今年は………………
……矢張りこれでしょう……か。
「鳥の詩」(AIR/Key)
……下馬評通りでなんですが、やっぱり凄いものは凄い。コレに尽きますね。
というわけで、音楽部門に引き続き、ここでも独断場となってしまいました。……いや、ホント、凄いです。
さて、こんな感じとなりましたが、如何でしょうか?
妥当すぎるという突っ込みが来るとは思いますが、音楽としても聴け、ゲームとの融合も出来ている。何より、後々まで
印象に残る曲という観点から選ぶと、ほとんど欠点がない曲なんですよね、この曲は。
勿論、他の曲も凄く良いのですが、矢張り残ったのはこれかなあ……。
さて、簡単ではありますがこれで今年(というか2000年)の発表を終わらせていただきます。
それでは、また来年まで………
2001/01/13 流 雷氷【委員長】