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『東京放浪記17 in 書聖・王羲之展観覧の旅』
〜吹雪と晴れと人混みと〜
どうも、はじめまして&ご無沙汰しています、Nagaleです。
東京旅行後の恒例テキストとなっている放浪記シリーズも、回を重ねること17回目となりました。
さて、早速ですが、今回の目的は……仕事が3割、プライベートが7割的な感じの内訳で(多分……)、上野に
ある国立博物館(通称トーハク)で開催されている「書聖・王羲之(おうぎし)」展を観覧してくる、という、まあ、
何処が仕事なんだとツッコミが来そうな旅なのですが……ただ、プライベートと言い切るのも一寸違うと言いま
すか、職業柄、それなりの理由が云々……勿論、旅費は全部自費ですけどね。
とは言え、正直なところ、当初は行く予定など全く考えて居なかった……というのが率直な意見でして。
基本的に冬の旅行(飛行機)は天候に大きく左右されることに加え(空路の場合、飛ばないと全部パァになる)、
寒い時期に家を空けたくないという理由もあり、今回の展示会に関しても「いいなー、見たいなー」ぐらいの感想で
あっさりと自己完結する予定だったのです。いやホント……大体、年末から体調不良で伏せってたぐらいですし。
そんな状況の中、事態が一変したのは昨年(2012年)末のこと。
四十年ぶりとなる王羲之(※1)の模本(双鉤填墨-そうこうてんぼく-(※2))が日本で発見され、それが今回の
王羲之展で「初」展示されるという話に心を動かされ、しかも同時期に、その発見云々とは全く関係なく、何故か
タイミング良く手に入った(関係者から頂いた)王羲之展の招待券(1枚1500円相当)が手元に2枚。
(※1)東晋時代の中国の書家。書聖と言われ、書道を携わる人にとっては原点であり頂点とも言える存在
(※2)文字に輪郭を付けて写し取った&塗りつぶしたコピーorトレス。王羲之の作品は真蹟(本物)が存在しない
丁度、時同じくして年末繁忙の余波で体調を崩していた(胃腸の状態が芳しくなく、それが地味に長引いていた)
自分としては、ちょっとした気晴らし&暖かい東京で癒やされてくるのも有りかもしれない……何より、世界初展示
となった「大報帖」(たいほうじょう)を見たい! という、まあ、ぶっちゃけいつもの衝動的な理由により、気が付けば
案外あっさり旅行代理店で申し込みを済ませていたとかなんとか……。
閑話休題。
では、閲覧に関しての簡単な注意事項です。放浪記の内容&言動に関しては基本的に素&壊れています。
普段の日記や言動がイタイことは今更ですが、更に輪をかけて壊れるのがこの放浪記(旅行中の出来事なので
テンションが高い)と言うことをご了承下さい。また、内容に関しては極力正確に書いているつもりですが、やりとりの
会話などは一部うろ覚えが入っている為、実際と若干異なっている可能性があります。また基本的に続き物特有の
ノリに加え、プライベートなネタも多く、一見される方々は若干不可解に感じる文章が混ざっているかと思われます。
ただ、この放浪記を閲覧される方はごく少数&基本的な理念として自分が後々読む日記……思い出として楽しむ
ことを前提に書いているので、多少の暴走や不可解な点は個性という名の仕様と言うことで御理解ください。
あと、基本的に徒然過ぎてダレる可能性があるので、その場合は即ブラウザを閉じて頂いて結構です(w;
そんな感じで、前書きもそこそこに放浪記を開始したいと思います。
おおよそいつものノリではありますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
2013/02/21(木) 東京放浪1日目。
札幌の天気:猛吹雪 朝の気温:氷点下6度
AM 6:30 起床。体調は……まあ、こんなもの、かな?
一時期の不調から比べれば全然マシというか、これぐらいの体調で出かけられるなら上々と言えるでせう。
それはさておき、何か時間の割に妙に外が暗いような気がする……と思い、恐る恐るカーテンを開けると雪壁。
って、これは元々屋根に積もった雪(2013年2月20日現在、札幌市の積雪は約115cm)だから関係無いワア……
と、多分自分にしか解らないボケをかましつつ、別の窓から外を眺めると、横殴りの吹雪。
うん、ひでぇ。
……あれー? 中心部がここまで荒れ模様な予報とは聞いてなかったぞー?
いや、こういう事態を見越して、通常家を出る時間より30分早く目覚ましをセットしていたけれども……。
吹雪による交通事情のトラブルに若干の不安を覚えつつ、何はともあれ身支度を開始。
昨日の深夜に録画しておいたイクシオンサーガDTの19話を眺めつつ(いろいろな意味でカオスな回だった)、
準備を済ませ、そのまま家を出た……ものの、当然服装は僻地仕様の真冬装備。地下鉄に乗ってしまえば
それまでなのですが、その「それまで」が近くて遠いというか、その数分を歩くのにフル装備が必要になる
という点でお察し下さいというしかありません。ええorz
吹雪に煽られ、ゲヘゲヘ言いながらも駅構内に入り&地下鉄に乗り移動。そのままバスを乗り継いで空港に。
ギリギリ1本早いバスに間に合ったのですが(その次のバスで行こうと思っていた)、この一件を含め、今回は
この手の交通機関の乗り継ぎや接続、交通事情に関しては全体的に幸運だったと思いました。ええ。
これは自分としては超珍しい事例なんですよ、ね(ぉ <委細は歴代の放浪記参照、で大体解ります(w;
普段ならのんびり珈琲を飲みつつ、まったりくつろいでいるバスの車内も、今日は不安だらけ。
具体的には外が猛吹雪。視界最悪。高速道路は間違いなく速度制限(後々聞いたら50km制限だった模様)
という組み合わせで、いつ高速道路が通行止めになるんじゃないかとヒヤヒヤしながらの車内でしたが、幸いにも
バスは猛吹雪の中をそれなりに順調な感じで進み、多少の遅れはありつつも通常の所要時間+25分ぐらいを要し
て無事に新千歳空港へ。……や、この悪天候を考慮すれば誤差の範囲&健全な移動時間でしょう、ね。
……だから冬の旅行ってのは極力避けているんだよブチブチブチ(以下、5分ほど愚痴が続いたので検閲)。
ただ、新千歳空港もそれなりに吹雪いてはいたものの、元々このあたりは案外雪が少ない区域(積雪量で
言えば札幌の三分の一ぐらい)&意外と天気が良かったりするので、付いてしまえば後はなんとか、という不条理。
実際、この日は新千歳空港から主要都市へ向かう飛行機そのものの欠航はありませんでした。
で、念には念を入れて早めに動いたこともあり、無事空港へ着いたものの、ぶっちゃけると空港に着いた時点
で出発時刻の1時間20分前。いやぁ、空港も閑散としているワア <念には念過ぎる&流石に早すぎた(w;
もしも、バスが普通に動いていたら、多分1時間50分前ぐらいに空港に着いていたと思うのですよ。ええ……。
とは言え、こういう日に限っては早めに到着するぶんには全然問題ないので、とりあえずカウンターで座席を
決め(今回は往復共に通路側……珍しいかも?)、お土産屋を冷やかしつつ(雪まつり時期に合わせた名残とも
言える初音ミク入りのカプセルトイが大量に置いてあった)、大体やることもなくなったあたりで早めに搭乗口へ。
尚、この頃からTVに大雪情報のL型テロップが出始め、市内の混乱ぶりが拡大。
空港は平穏というか閑散としていましたが、要は空港への一部交通ルートが断絶されていたという罠。
後々解ったのですが、特に酷かったのはJRの列車関係で(自分はバス派なのでJRは使わない)、空港行きの
快速エアポートは一部運休&大幅な遅れが出ていたらしく、通常より1時間近く遅延した列車もあったとか……。
結果、満席のハズの機内が何故か空席ポツポツというシュールな光景と共に、滑走路除雪による遅延&
遅れてきた人を極力搭乗させる為にギリギリまで待っていた飛行機は、25分遅れで新千歳空港を離陸した次第。
今だからの話ですが、今回は交通機関の選択肢によっては、自分も確実に乗り遅れていたと思います。
そんなに荒れるような週間予報じゃなかったんだけどなあ……だから冬の旅行はブチブチブチ(ry
トラブル(と言う名のネタ)に巻き込まれる割に、この類の悪運は中途半端に良かったりするんですよねぇ……。
で、一度飛んでしまえばあとは何事もなく……強いて言えば、そのまま25分遅れで飛行機は羽田空港に到着。
別に急がない&今回は事情が事情なので納得できる遅延だったので、遅れに関しては全く気にならず、ですね。
そんなこんなで久しぶりの東京上陸。当然、乗り継ぎも無いので、普通に到着ゲートへまっしくら(w;
天気予報的にあまり暖かくない、とは思っていましたが、実際この日(今回)の東京は普通に寒かったです。
北国装備を何一つ変更することもなく、それどころか夕方には毛糸の帽子を被るぐらいの寒さになりまして……。
ただ、当然のように雪がないので、もの凄く歩きやすかったというか、久々の大地を満喫しておりました(w
閑話休題。
今回は行動ルートの都合上、昼飯は空港で、と決めていたので、とりあえず目に付いたドトールへ。
珈琲とパンのセットを頼み、軽めの昼食を済ませ、気圧ボケな身体を元の状態に戻しつつあれやこれや。
腹八分目になったあたりで、のっそり&早速移動開始。
タイミング良くモノレールの空港快速が来たのでそれに乗り、そのまま浜松町に到着。で、これまたタイミング
良く浜松町から快速の京浜東北線に乗り、これ以上ないぐらいスムーズに今回の目的地である上野へ到着。
んー? 空港から上野までの所要時間が約30分は自己新のペース、かな?
……や、最近は日中時間帯における京浜の使い方を覚えたのが時間短縮の大きな要因ですが(w;
さて、あまり専門的な話をすると長くなる&多分誰も読まないので、ある程度端折りますが、先述したように今回
の放浪目的は上野にある東京国立博物館で開催されている「書聖・王羲之展」を見に行くというものでした。
自分は昔から書道を嗜んでおりまして、要はその源流というか、原点にして頂点みたいな人の作品の展示会
という、実に自分向けな展覧会だったりする訳でして……ええ。
詳しく説明を始めると、文字の歴史に始まった挙げ句、真蹟ガーとか、蘭亭ガー、とかになるので割愛しますが。
それを見る為だけに800kmほど南下して来ました(真顔)。
ぶっちゃけますと、往復飛行機+ホテル一泊代、合計39,000円(食費&他交通費別)掛けて来ました。
吹雪の中を走破&突破し、後々振り返ると僻地が大混乱していた日に現実逃避も兼ねて出かけてました。
閑話休題。
で、上野駅から上野公園へ向かいのんびりと歩き始めたものの、平日とは思えない人の多さにゲッソリ。
確かにこのルートは動物園とかもあるけど……何でこんなに人が多いのかなあ……。 <東京だからです
ある程度人の流れは分散するものの、なんやかんやで王羲之展へ向かう人も結構な人数。
「わりと自分のペースで見られたよー」との話を某先生から聞いていましたが、どうも雲行きが怪しい……。
……ちなみに、この日の東京は素晴らしい青空でしたが(ぉ
そんなことを考えつつ、のんびりと目的地へ移動。
やー、まかり間違っても国立は立派というか、もうなんか建物の外観からしておかしなオーラががが。
はやる気持ちを抑えつつ、ついでに途中にある看板の写真を撮りつつ、会場へ到着&入場。
まず何より、今回の目玉展示とも言える「行穰帖」(こうじょうじょう)と、実に四十年ぶりの発見となり、東京行き
を決意した「大報帖」(たいほうじょう)をこの目で眺めてくることが何よりの必須事項……いかん、震えがとまら(ry
………………。
……。
すげぇ!
……すげぇ混んでる!! orz <ぉ
誰だよ空いてるとか言ったの! のんびりどころか第一室の入口で引き返しそうになったぞ俺orz
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・以下10行ほど、若干の専門用語が入ります。読み飛ばし推奨。
実際のところ、王羲之展とは言え、王羲之の作品だけを集めた展覧会というだけではなく、最初の方は文字の
歴史から始まったりする構成になっていたので、要点だけを見るぶんには何とかなった次第。
確かに拓本やら何やら、珍しいものが多数展示されていましたし、最初から順番に眺めるのが筋だとは思い
ましたが、皆最初から見ようとするので、最初で大渋滞を起こしていたんですよね……。甲骨から篆書、隷書への
変遷等の展示品は基本的に放棄し(そもそも人多すぎで全然見られない)、諸々飛ばし二室以降に逃げた次第。
あ、でも、一室奥に陳列されていた「李柏尺牘稿」は諸般の事情もあってしっかり拝見してきましたが(w;
二室以降もそれなりに混んでいたものの、一室入口ほどの悲壮感はなく。
早速人並みをかき分けながら、今回の目玉である「行穰帖」と「大報帖」を正面からしっかり拝見して来ました。
ただ、時期(入れ替え)の関係上、喪乱帖が見られなかったのは地味に残念……。
あと、個人的に蘭亭の乱舞は一寸くどすぎ……(w;
確かにあれだけの数を揃えたのは特筆すべき点ですが、人によっては苦行のレベルかと……。
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結局、諦めるところはスッパリ諦め、要点だけをしっかりと拝見するルートを選択。
それでも会場一巡には2時間ほど掛かりましたけどね……。展示数が160点ほどある上、どれも薄暗い中に
細かな文字ばかりなので、後半の方になってくると目疲れ&ダレて来るんですよねぇ……最後の方は苦行(w;
や、実際、字数で言えば万単位の文字になると思いますよ。ホント。
閑話休題。
ただ、重ね重ね、予想以上に混んでいた、というのが率直な感想。……NHKの某放送のイメージががが。
展示物や構成に関しては大満足しましたが、自分のペースで見ることが出来なかったのは残念でした。
とは言え、本でしか見たことがなかった名品の数々を自分の目で直接見ることが出来た、というのは地味ながら
も後々必ず何かしらの糧になることと思います。矢張り「本物」(厳密に言えば肝心の王羲之作品に本物は存在し
ませんがこの場合に関しては「複製の本物」にも価値がある)が放つオーラというのはあると思いますね……。
しかしこれが平日の午後の光景というのが恐ろしいというか、もし土日に自分の行動を割り当てていたら、
一体どんなことになっていたのだろうかと思いました。これ以上の人並みが待っていたことは確実かなあ……。
東京の凄さ……というより、これが国立規模の会場で開催される展覧会の凄さなんだろうな、と思った次第。
とまあ、何だかんだありましたが、見に行って来て(良い物が見られて)本当によかったです。はい。
その後、目録を購入したり、お土産用の便乗グッズを購入したりとあれこれ。つか、王羲之団子的な何かが
売っていた様を見たときは一寸リアクションに困りましたが。……や、知人へのお土産用に買いましたけどね(ぉ
印(雅印)のコーナーで良さげなものもあったのですが、欲しい字が無かったので結局購入はせず……残念。
あと、ドサクサに紛れて別口で買おうと思っていた本が売り切れていたのも一寸計算外でした(w;
一通りの用件が終わったところで会場を後に。
購入した目録×2冊と便乗グッズもとい、お土産を近くの郵便局(このあたりは事前にしっかり下調べ済み……と
言いつつ、一寸道に迷った……結果的には珍しい道を歩けましたが……のはご愛敬?)から自宅へ送り、一息。
さて、用件は終わったし、これで帰り……うん、まあ、無理をすれば日帰り可能だよね(w;
しかし今回は一泊なので、おおよそ一日のフリータイムが出来上がるという妙な配分になってしまいまして。
……第一部 完(ぉ
と言う訳で、ここからは恒例により、いつものパターンに突入。
まず、場所的に近い浅草へ向かうことにして、鶯谷方面から再移動(浅草は上野から地下鉄の銀座線で3駅)。
何の問題もなく浅草に到着した後は、定番の仲見世を歩き、浅草寺前で線香を買い、煙を浴びつつお参り。
例によって115円……と思ったら財布の中に10円と1円しか入っていなかったので、そのまま賽銭箱に小銭を
全部放り入れてごまかすことに(w; 線香代を含めて相殺させて頂きませう。 <そういう解釈で良いのか……?
お参りの後は、車に付ける交通安全のお守りを久々に買い直し、おみくじを引いて一連の行事が終了。
後は浅草近辺を散策したりなんだり。もう少し暖かければスカイツリーの方向へ無駄に歩いてみよう、とかのネタ
をやらかした気がするのですが、ぶっちゃけ夕方になると結構な冷え込みになりまして……断念。
その後は、これまた恒例により秋葉原へ。
なんだかんだで秋葉に降り立ったのも1年半ぶりですが、相変わらずのオフィス街ぶりに違和感。
回顧主義的な人間から言えば、どうもこの風景は気に入らないというか、なんとも言い難いというか……。
あと、何年経とうが何だろうが、駅前の完全閉店な時計屋は相変わらず閉店してないのね(w;
や、ネタ的には楽しい&別に嘘は言ってないんですけどね。確かに毎日閉店してますし。ええ。
……あの店、最初に見たのは何年ぐらい前だったかなあ……多分5年ぐらい前だったような気がす(ry
そんな光景に苦笑いをしつつ、あれこれ散策開始。
前回のときもそれなりに気になっていましたが、メイドカフェらしき呼び込みの姿が前にも増して増えたような
気がしました。全部が全部とは言わないものの、地元ススキノでの経験上、基本的に呼び込み(客引き)の類は
一切信用してはいけない(付いていってはいけない)という法則は秋葉でも通用すると思うんですよね……多分。
秋葉のプライズゲーム事情を眺めたり、昔から通っている店に顔を出したりと相応に満喫していましたが、同人誌
然りグッズ然りをスルー……というか、秋葉で調達するようなものがほぼ消失してしまったのは一寸複雑というか、
散々オフィス街が云々とケチを付けている自分が秋葉に貢献していないという時点で、あれこれ愚痴る権利なんて
無くなったんだろうなあ、と寂しくなっていた次第。
……とらの○なの7Fとか、足を運ぶ気力が無いんですよね(w; <昔は階段で上下するぐらいは普通に出来た
そうこうしているうちに良い時間になったので、適当に夕食を取り(初めて入った店だったものの、味は上々)、
とりあえず今日の全行程は終了。山手線(何気に今日の初乗り)で宿泊先のホテルがある品川まで移動。
ホテルは例により品プリ(のメインタワー)。ツインの部屋を一人で使うというのがささやかな贅沢でございます。
……他意はないです。いやホント、何も呼んでな(ry <そもそもメインタワーはツインルーム以外の選択肢が無
それはそうと、ホテルの手前にパチ屋なんて無かったような? ……最近新しく出来たのかしらん?
カウンターでチェックインを済ませ、27Fの部屋へ。……ふむ、久々の高層階?
高い部屋(階層的な意味で)は景色が良いのですが、何かあったときに嫌なんですよね……。
早速部屋の暖房を入れ、暖を取りつつ一息。暖かいことは暖かいけど、火を使わない温風はどうにも人工的な
感じというか、乾燥しているのがマイナスポイント(←地味に我が儘な輩)。ま、どうせ寝るときは消しますが……。
荷物を簡単に整理し、後は只ひたすらに、くつろぎモード。
ついでに持参して来た3DS+DQ7のすれ違い状況を確認したものの、華麗に24人(※3)。おを、流石東京。
(※3)後で調べたら、一度の上限人数が24人でした。それ以上すれ違ってもカウントされなかった模様orz
欲しかった系の石版も入手出来ましたが(多分)、そもそも石版の上限枚数が少ない仕様なのは一寸……。
吟味というか、本当に必要な石版だけしか手元に置けないのは忍びないというか妙な制限というか。
閑話休題。
ゴロゴロしつつ明日の予定を考えたものの、結局具体的な案は固まらず、時間だけが淡々と経過。
ま、明日考えるかー、という駄目人間の本領を発揮しつつ、買ってきたビール&つまみ&カップラーメン片手に
自堕落&夜食モード開始。冬だろうが何だろうが、一日歩き回った後の一杯は実にたまらないですな。
体調とにらめっこしつつではありますが、昨今はお酒も大分抵抗無く、美味しく行けるようになりまして。ええ。
後は、これまた例によって「これ」の下書き(w;
でも旅行ってのは本当に良いですね。仕事とか、嫌なこととか、面倒なことをほんの一時でも忘れることが出来る
空間と時間を持てるというのは有り難いことだと思います。その点に関しては、明日のことは明日考える、というのも
あながち間違ったことではないのかなあ、という詭弁を云々(ぉ
30分ほどで下書きこと草稿が上がり、後はバスタブに湯を張ってゆったりとお湯に身体を沈める。
雪がない&歩きやすい&観光というコンボで調子に乗って歩いていたから、多分明日は筋肉痛だろうなあorz
ちなみに3DS的な万歩計によると、本日の歩数(浜松町から電源を入れた)は11411歩でございました。おー。
ようやく身体が暖まった&サッパリしたところで就寝準備。
夜景を堪能とか、夜を満喫するとか、そういう若気の至り的な感じで無理に起きている年でもなくなったので、
極々自然なペースでそのまま寝落ち致しました。疲れたら寝る、というより、身体が睡眠を求めてい(ry
何はともあれ、おやすみなさい……。
PM 11:20 就寝。
2013/02/22(日) 東京放浪2日目。
東京の天気:晴れときどきくもり 最高気温: 9度
AM 8:00 起床。
東京で迎える朝としては遅めな時間に目が覚めたものの、途中2度ほど目が覚めているので、トントン?
確か2時と4時は記憶しているけどなあ……(直ぐに落ちたけど)。つか、何で2時間刻みなんだろう?(w;
とは言え、睡眠時間はキッチリ取れた部類なので、お陰様でスッキリした目覚めになりまして。
強いて言えば相変わらず気温が低いというか、お世辞にも暖かいとは言い難いというか……どうも最低気温が
1度まで下がっていたあたりが実に東京らしからぬ気候というか、いろいろな意味で拍子抜けな気温でした。ええ。
何はともあれ、朝食会場へ。
下のパブナで朝食を取りつつ、改めて今日の予定を考えて見るも、ぶっちゃけ何も思い浮かばず。むう。
んー、まあ、そうなると当然……このパターンしかない、かあ……。
結局、安易かつ妥当な結論として「王羲之展をもう一回見に行こう」ということに(w;
や、招待券があと1枚残っていたのと、何より昨日は会場が混雑していてゆっくり見る余裕が無かったことも
あり、改めてゆっくり眺めて来よう、という結論になった次第……そんなこんなで、今日の予定、大体決定。
……まぁ、この考えが微妙に正しく、盛大に間違っていたことは知るよしも無かったんですけどね(w;
AM 9:10 チェックアウト。
通勤ラッシュを多少ハズしてみたものの、朝の品川駅はお構いなしの大混雑。人口密度が違いすぎる……。
そりゃ山手線も一分間隔で滑り込んで来る訳ですよねぇ(←計ってみると本当に1分で次の列車が来る)……。
そんな山手線に乗り込みつつ、昨日に引き続き上野へ向けて移動開始&おおよそ20分ほどで到着。
んー、昨日よりは心持ち公園内の人が少ないような気がするけど、相変わらず平日とは思えない人の多さorz
確かに動物園とかも近くにあるので、これぐらいの人出になってもおかしくはないのかも知れませんが……。
とは言え、王羲之展に向かう人も結構なもので、午前中の公園はいろいろな様相を醸し出しておりました。
ちなみに今回の2日間、天気は良好だったのですが、先述したように寒波の影響で寒さは一級品でして、何か
池の隅っこの方に薄氷らしき物体が浮いていたときは思わず唖然としましたよはははのは。
閑話休題。
そんな訳で、昨日に引き続き、会場へ。
開場時間直後ということもあり、国立博物館の門を通り、会場(平成館)へ向かう人は心持ち昨日より少なめ。
これなら多少は楽に……と思いつつ会場に入ってみたのですが、入口のグダグダ感はあまり変わらず(w;
一応昨日の教訓もあり、その辺を吹っ飛ばして空いている部屋をのんびり眺めていましたが、結局最後まで一室
入口の方を満足に眺める余裕が無かったのは一寸残念でしたねぇ……。
実際、それなりにゆっくり見ることが出来たのはほんの20分ほどで、それ以降は昨日以上の混み具合に。
思わず笑ってしまいたくなるぐらい、次から次へと会場に人がなだれ込んで行く様に、改めて東京の怖さと人口
密度を感じておりました……や、こちらではほぼあり得ないレベルの光景なんですよねぇ……。
ただ、それはそれとして自分も一つ凡ミスをやらかしたというか、荷物をコインロッカーに預けてから会場を回れ
ば良かったんですよね……その事実に気が付いたのは、会場を出る直前のことだったという……なんともはやorz
結局、それ以降は昨日のデジャヴ的な感じで、昼前には王羲之展を退散(w; <これ以上は本末転倒
仕方がないので、併設されている日本の歴史的な美術品の数々をのんびり眺めていたとかなんとか。
いや、例によって国宝クラスとか教科書レベルの代物が普通に展示されているあたりは流石国立というか、
これはこれで一寸したカルチャーショック&大変良い物を見せて頂いたというのが率直な感想だったり。ええ(w;
予定ではこの後、上野公園をのんびり歩いて梅の花でも眺めようと思ったのですが、荷物が意外に重くなって
きたのと、何よりも寒くて公園散歩という気分になれなかったこともあり、結局そのまま上野を離脱した次第。
それはそれで一寸残念だった&梅の写真をもう少し携帯に納めたかったんですけどねぇ……むうん。
さて、これまたいつものパターンだけど、秋葉近辺で昼飯でも食べますか、ということで、そのまま秋葉に移動。
で、サクッと秋葉に着いたものの、ここはここで相変わらず平日とは思えない人の多さ。ビバ、人口比率。
あと、以前はそうでもなかったのですが、オフィス街になってから昼時の飯屋が凄く忙しくなったというか、
何か落ち着いて食事という雰囲気からは逸脱してきたのが……店員も客も余裕がない様は、実にあずましくない
感じを受けました。こういう光景を見ると、ビジネス街化の影響&自分の立場の不安定さを実感する訳ですが(w;
……や、まあ、平日なので当然の光景なんですけどね(w;
そんな愚痴(?)をこぼしつつ、サクッと昼食を済ませ、後は一寸した買い出し。
余計な荷物さえ無ければ当日発売の本を何冊か購入しようと思っていたのですが、なんやかんやでカバンの
中に本を沢山詰め込む余裕も無くなり、結局秋葉で買ったものは雑誌一冊だったという罠(w;
でも、22日発売の本が22日に売られているって良いですねぇ……ホント。 <僻地はデフォで2日遅れ
それ以前に、本によっては発売日前に普通に置いてあったりしますし……微妙な格差を感じるワア(w;
そんなことを考えつつ、ふと時計を見ると大体丁度良い時間。
回りたいところは全部回った&時間に追われるのも嫌だし、今回は早めに空港へ向かって、十分ゆとりを持った
お土産探しをしますか……ということで、案外あっさりと秋葉を後に。あいしゃるりたーん。
そのまま浜松町まで移動し、モノレールに乗ったのですが、珍しいことに、行きに引き続き空港快速のモノレール
が次便というタイミングの良い流れに恵まれ、サクッと空港へ到着。搭乗便も定刻通りっぽいので、いろいろ安心し
てお土産散策タイムを取ることが出来るという、申し分のない状況になりまして。ええ。
ただ、流石にお土産もネタ切れというか、一巡りして定番→また違う物を探す時期になりつつあるなあ、と(w;
で、あれこれお土産散策をしつつ、その合間に栄養ドリンクを一本キメたりと、無事お土産調達も終了。
後は搭乗ゲートの前でのんびり→案内→機内→定刻通り離陸→新千歳着陸という実に平穏なパターンに。
当たり前なのにネタになる、というあたりに不条理を感じますが、それはそれで(w;
後はバス、地下鉄を乗り継ぎ(帰りは天気良好&通常運転でございました)、一路我が家に帰宅。
……お疲れ様でした。
〜東京放浪を終えて〜
当然ですが、王羲之展自体は大変素晴らしく、少々無理をして行った甲斐があるものでした。
強いて言えばもう少しゆっくり眺めたかったところですが、これは東京の人口密度的&国立博物館という場所柄、
書道とは関係ない人も多数観覧に来るという相乗効果で会場が大混雑していた……という結論になりました。
あと、僻地の交通機関大混乱に反して、自分の交通ルートが不気味なほど安定していたのは実にレアなケース
だったというか、朝のバスと飛行機があの程度で済んだというのは、後々の話を聞くと相当恵まれていたらしく。
その流れが継続してくれたのかはさておき、それ以降……特に東京都内の移動は実にスムーズ。乗り物の待ち
時間でストレスを感じる要因が何一つなかったのは一寸した衝撃でもありました。
他は細かなトラブルもありましたが、全体的に見れば平穏というか、最近一寸したことで間が悪かったりするので、
その延長線的なトラブルと考えれば……許容範囲内、ですかね?(w;
編 集 後 記
と言う訳で、今回の放浪記は概ねコンスタントに仕上がりました。
丁度書道専念の狭間&休日に入り、その間にまとまった時間が取れたのは幸いでしたね。
冬の旅行は天気が不安……を実感した旅になりましたが、そのぶん東京の空の青さが心に残ったと言うか、
雪のない地域の冬を久しぶりに体験した気がします。……上野公園はもう梅が咲き始めていましたし……。
それにしても、平日のプランを組んだ割には、人の流れが相変わらずエグイというか予想外と言うか。
毎度のことですが、帰宅してから暫くは、街中の何処を歩こうが人の多さを感じない錯覚に陥るんですよね(w;
人の動きがそこまで忙しなくない様に安堵するあたり、道民気質の典型なのかも知れません。ええ。
さて、最後まで長々とした駄文に付き合っていただきまして本当にありがとうございました。
細々ではありますが、管理人の東京放浪におけるゴタゴタや楽しみがほんの少しでも皆様に伝わったようで
あれば、エセ物書き屋として何よりの幸いですし、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
や、毎々の長文でスイマセン本当……(w;
それでは、縁がありましたら次の放浪記でお会いしましょう(^^)/〜
2013/02/26 Nagale
季節差、温度差の話題(ネタ)が予想以上に少なかったのは一寸残念、かも?