Ver 1.00
2005年、「私的」Adult-Game Best10
〜とりあえず今年も作ってみました〜
はい、ご無沙汰しています&はじめまして、Nagaleです。
というわけで毎年恒例の年末テキストをお届け致します。例の如く、年明けの公開ではございますが……。
またテンプレが時間的な都合(と言うより単なる固定化)によりほとんど変わっていない点はご愛敬と言うことで。
あと、今年「も」全体的にテンション低いです、マジで(笑)。
……さて、それではまずこの企画(当コンテンツ)の趣旨及び概要の説明を。
結論から先に言ってしまうと、2005年終了時点でエロゲ業界全体に対して感じた私的な感想+私が2005年に購入した
作品の中から超独断と超偏見で選んだエロゲBest10の発表(+簡易レビュー)云々……という試みです。つまり号外。
で、一応今年は順位(Best10)制を復活してみました。
近頃の運動会よろしく、みんな頑張りました、でも良いのですが、矢張り明確な順位も時世柄必要だと思われますし。
また、このテキストをもって2005年「私的」エロゲ評価の最終版と致します
が、
ぶっちゃけ1本足りません。と言うか、まだ未開封なエロゲがあります。
と言うか、いまのうちに謝っておきますが「ToHeart2 XRATED」は封切りすらしていなのでパス。
まあ、どちみちコンシューマ崩れの作品なので、別に慌てて評価しなくても構わな(検閲)。
<注:各ゲームの正式なレビューをご覧になりたい方は「パソコンゲームのレビュー」のコーナーをご覧下さい>
では例の如く、注意事項です。以下で発表する順位は、私=「Nagale」の完全なる独断と偏見によるものです。
よって「他社(他者)、他誌の同様な企画及びサイトで発表された順位とは違う可能性が特大」ということをご
了承下さい。 ぶっちゃけ、話題作とか絵ゲーとか全然購入してません。また、購入本数も少ないので、まともな評価を
期待する方は大変恐縮ですがこの時点で閲覧を止めてお帰り下さい。以下の文章は読むだけ時間の無駄です(苦笑)。
特に今年は輪をかけて酷い(余所様の評価と合わない)ので、個人的なお遊びと言う旨を念頭に閲覧をお願いいたします。
次に、2005年に発売されたエロゲであっても、過去に発売されたゲームのリメイク作品及び、おまけ的な要素の
強いミニゲーム(ファンディスク含む)集などは本コンテンツをはじめとする一部のコンテンツでは選考対象外としています。
これはゲーム自体が過去のレビュー等と重なる恐れがある&過去の当企画でゲームの評価が既に決まっている場合が
あるなど、公正な審査(二重審査等)にならないことを回避するための措置&配慮です。つまり、このコンテンツ内における
順位の発表はあくまでも「2005年の新作(未発表作)」を対象にしたランキングと言うことでご理解下さい。なおファン
ディスク及びその中のミニシナリオに関しても、内容や物語の出来不出来に関わらず選考候補として扱いません。ご了承を。
また、商業外の18禁ソフト(主に同人作品)も事実上の参考作品扱いとし、本テキストの順位概念からは除外致します。
……最後に、重ね重ねご忠告いたしますが、当テキスト内の順位その他に関しては、私の完全な趣味の領域です。
内容に関しての反論、苦情等は勘弁して下さい。で、どうしても納得のいかない人は笑って受け流して下さい(笑)。
また、本テキストは特性上、普段の文章とはちょっと違うノリになります。
さて、まずは2005年を終えての全体印象と簡単な感想から……。
そうですね……今年も業界的には特に変哲のない一年であり、更なる惰性状態に突入していたように感じました。
萌えやメイド喫茶が取り上げられ、電車男を筆頭とするアキバ系が話題になったのは実に傍迷惑でしたが、それも時世。
単純なゲームの売り上げで見た場合、売れる作品は相応に販売本数を伸ばし、売れない作品は話題にすら上らないと言う
相変わらずの二極化現象でしたが、売れた売れないに関わらず、後々まで印象に残る作品……個性的な作品が少ない
傾向は相も変わらず。結果的に初動や前評判を重視し、中身はあまり問わず(そもそもエロゲなのにエロが二の次な作品が
多すぎる)と言う、エロゲ業界特有の先行売り逃げ型な傾向が続いた一年でした。通年売れる作品は厳しいのか、な。
や、本当に昔ほど印象に残る作品や、後々語りたくなるような話題作は減ったと思います。自分自身のエロゲに対する
意欲減やシチュエーションに対する慣れもあるかも知れませんが、それを差し引いても、内容に衝撃を受けるような作品は
全くと言って良いほどありませんでした。安定した作品ほど印象に残りづらいエロゲ仕様が微妙に災いしている感じですね。
全体的に見ると相応に楽しめた作品がぽちぽちと発売された一年だったと思われますが、例の如く私はその流れに
乗らず、唯我独尊我が道を行く状態を細々と続けていたのはお約束、もしくは当たり前の状況と言うことでご容赦を(苦笑)。
いや、自分としては世間一般的な話題作にはあまり興味が沸かないもので……(w;
もっとも、原画のクオリティを始め、二次元と言う媒体で描写できる(シナリオ等も含む)範囲の作品があらかた出尽くした
感は否めませんね。結果的に何を遊んでも二番煎じな印象があり、強烈なインパクトを残した作品は殆ど無かったと思わ
れます。何より原画もそうですが2DにおけるCGの塗り、技術と言う面では、これ以上の飛躍的躍進が恐らく不可能に近い
状況だと思われますし、一昔前の上等文句であった「絵が良ければ売れる」と言うある種の神話は今や殆ど関係なく……。
ただ、今年に限って、と言うわけではありませんが最近は3Dの描画技術が飛躍的に向上した為、3Dキャラで構成された
エロゲに対する評価がいつにも増して良かったと思われます。だいぶ2Dに近い感覚で見られるようになったかな、と。
また、絵がイマイチでもシナリオが良ければそれなりに売れる……と言う説に関しても、それ自体は兎も角、実際そんな
ゲームは滅多にありません。例えばエロゲで一番多い恋愛ADVに関しても、俗に言うテンプレシナリオ
出会い→親密→恋人→ひと波乱→ぼくたちの恋愛はこれから(略
と言う構図に沿ったエロゲが八割方です。……まあ、それに納得して遊んでいるのも事実ですが。
実際、今年遊んだゲームの中でEDを明確に思い出せる作品なんてたかが知れてますし……Hシーン? ……論外(ぉ
私はその平々凡々さがエロゲの良いところでもあると思っています(ヤルことはひとつしか無いし)が、結果的にそう言う
作品(シナリオ)の連続に「円熟」さを感じるようになり、意欲的な作品が登場しないと言う錯覚に陥るのかも知れません。
抜きゲーだけを遊ぶぶんにはこの限りではありませんし、抜きゲそのものは今年もなかなか好調でしたが……。
で、今年躍進したジャンルとしては……女装とツンデレ(※)でしょう。
前者はマリ見てブームの余波、後者はよくわかりませんが、どちらのジャンルも個性的な作品、話題作を生み出しました。
特に女装ゲーに関しては奇抜な設定こそ多かったものの、制作者サイドが楽しく作品を作った(もしくは「解っている」人が
シナリオを担当した)所為か、いざ遊んでみると意外に抵抗無く楽しめた……コメディの延長線としても楽しめた点は好印象。
……このあたりは、コメディゲーを好む私ならではの評価かも知れませんが、自分が楽しければそれで良いのです(笑)。
(※)ツンツンしていたヒロインが、主人公と親密になるにつれてデレデレになっていく様の略。
後は……ああ、そうそう。
ソフ倫の規制が若干改善され、ロリ関連がその余波を受けました。ぶっちゃけ言えば頭身規制=外観ロリの規制強化。
個人的には全然構いませんが、こう言う規制を強化しなければならない時世そのものの方が不安だったりもしますね……。
ついでに、相変わらず健在なP2Pですが、これはもう諦めモード。
規制しない御上も悪いので、もうやりたい放題ですが、そもそもP2Pを使ってエロゲを楽しむ、と言う輩はエロゲを率先して
買うような「オタ」ではないと思うので、現状の跋扈に関しては特にコメントはありません。そもそも私には関係ない話ですし。
さて、前書きが少し長くなりましたが、ぼちぼち本編……2005年発売エロゲの簡単な総評を語っていくとしませう。
あ、先程も少し述べましたがテキストはいろいろと使い回しが多いです(爆)。あと、基本的にネタバレ上等かも……。
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〜2005年 Adult Game Best 10〜<私的
では、さくっと行ってみましょう。敬称は略させて頂きます。くどいですが順位は私的なので、ぶっちゃけ当てにするな(笑)。
自分の趣味が異端あることは十分理解している&話題作を回避傾向ので、冷やかし程度に眺めていただければ幸いです。
第10位
◆「おしおきSweetie」 (裸足少女/08月26日発売/9,240円(税込))
ふむ、今年の10位はわりとまともかも知れませんね(笑)。
エロい絵を描かせると業界トップクラスの実力を発揮するINO氏を原画に迎え、主人公とヒロインが既に恋人同士と言う
恋愛過程を完全に放棄した状態をデフォルトで作り、その恋人同士が様々なコスプレえちぃを楽んでいく、と言うなかなか
面白い試みをしていた本作。恋愛ADVにありがちな恋愛課程を排除し、ひたすらエロに専念したいわゆる抜きゲーでした
が、概ね和姦メインでエロエロな展開だったので、個人的には非常に遊びやすい作品でした。矢張りラブラブは良いですね。
また、各種コスプレえちぃが好きな方にもお薦めできる作品だと思われます。疑似イメクラ万歳。
ただ、すべて「ロールプレイ」だったので、純粋な恋愛模様(えちぃ)がほとんど描かれていなかったのは残念。
あと、勿論抜きゲーなので、シナリオに関しても過度な期待は禁物です。つか、それ以前に主人公のなよなよ声であのなり
きりプレイは完全に似合ってないと言うかぶっちゃけ完全なる役不足(←誤用)。
まあ、ぎこちない「なりきりプレイ」を初々しいと解釈するか、そんな初々しさエロゲにいらんと解釈するべきか……。
……とりあえずエロかったから良いけど(笑)。
お気に入りキャラ:特になし
追記など:そう言えば凛の声も結構酷かったかなあ……。
第9位
◆「SEVEN-BRIDGE」 (Liarsoft/02月18日発売/9,240円(税込))
はい、続いての9位は……本来もう少し上位に居ても良い作品でした、ね。
ライアーの作品はツメの甘さで評価を大幅に下げる傾向が強いのは実に勿体なく……まあ、ぶっちゃけ自業自得ですが。
完成された素晴らしい世界観、圧倒的なまでの魅力、演出、テキストを備えながら、シナリオ後半の時間切れと思われる
内容の端折りっぷりで全てを台無しにした珍しい作品。……故に少々逆恨みも混ざっていたり(苦笑)。
ホント、途中までは名作評価を出してもおかしくなかったんですけどねえ……。
兎に角、前半〜中盤までと後半とのシナリオ格差があまりにも致命的だった故に、それがそのまま本作の評価に
繋がってしまいました。ぶっちゃけ、充分楽しかったのですが、ペナルティを付けてこの順位、と言うことで。
お気に入りキャラ:ジョエル <(嘘)
追記など:途中までは良かったのにナア……つか、自分で書いたレビューの露骨さに思わず苦笑い。
第8位
◆「美少女妖怪調伏伝 ぬばたま」(StudioEbisu/8月26日発売/9,240円(税込))
……さあ、徐々におかしくなってきました(笑)。
初見のタイトルだ、と言う方も多いと思いますが、要は私が好む不条理系の馬鹿ゲーでございました。
で、一応は最近流行の擬人化ゲー。
日本古来の妖怪(例外有)を一部そのままで擬人化し、妖怪調伏の主人公とエロエロよ、と言う展開。何故か和姦多め。
そして師匠・ザ・サクセス(笑)。
まあ、妖怪跋扈の時代には絶対あり得ないオーパーツが盛りだくさんだったり(ハッテンバとか言う単語が普通に飛び交う
のもどうかと思いますが)、テキストそのものの笑いもあったりと、個人的には久々のスマッシュヒットでした。
但し、私のスマッシュヒット発言はかなり人を選ぶ作品の証明でもあるので注意しましょう(笑)。
そうそう、地味にエロ要素も豊富でした。と言うより数が豊富。一人一回でも、39キャラも居れば結構なことになりますし(w
お気に入りキャラ:師匠?
追記など:全39キャラを擬人化してエロシーンを描いた労力と画力は高く評価したいですね。
第7位
◆「思春期」 (Rune/09月29日発売/9,240円(税込))
はい、微妙に縁起のいい第7位は……無難、かな?
最近疎遠気味になっていたRuneさんの作品が選ばれました。
まあ、身も蓋もない発言ですが、7位らしい無難な作品でした。
総評内で少し語ったテンプレシナリオの典型みたいな作品でしたが、なかなか斬新な部分もあり、なおかつ恋愛ADVに
してはエロエロな方だったので、一寸だけ目新しい作品を遊びたい人にはお勧め。但し、全員強烈なロリ系ですが。
や、日増しに妹が増えたり、4人の妹と同居するゲームを違和感なしに遊ぶ自分もどうかと思いますが(苦笑)。
このぐらいのシナリオでは驚かなくなっている自分は染まりすぎというか、既に引き返せない領域に来ているというか……。
それはさておき、元々は(私にしては珍しく)絵師さん買いなので、その点を含め、手軽に楽しませて貰いました。
強いて言えば、ソフ倫の規定が改正されたので実妹ルートがあります。EDもあります。ヤレます。勘弁して下さい。
……個人的には生理的嫌悪が入るのですが、これはこれでひとつの結末でしょう。
ただ、実際ソフ倫の規制が改正され、このような作品が出ても、規制時に抱いていた背徳感のようなものが欠けたぶん、
全然素っ気ない、と言うか今更緩和されてもかえって困る、と思ったのは私だけでしょうか?
つか、緩和されたのに、それを売りにするソフトが全然出ないし、獣姦なんて全然見たこともないですし<見る気も無し
ぶっちゃけ、抑圧されている方が萌えるんですよ。
禁断の愛から禁断を取るとタダの愛ですからね。冷めるのも早いんですよ(笑)。
お気に入りキャラ:特になし。
追記など:超展開が無かったぶん、楽しませて貰いました。
第6位
◆「ひめしょ!」 (XANADU/11月25日発売/9,240円(税込))
はい、前半最後の作品ですね。
ショタ系はわわ主人公が大活躍、と言うよく解らないフレーズが目を引いた「ひめしょ!」が選ばれました。
元々コメディゲーと言うスタンスを取っていたので、コメディ仕様を好む私としてはなかなか楽しく遊べた作品でした。
ただ、一つ困ったのが適度な弄ばれ方をされていた主人公が、実は超(スーパー)主人公だったというオチ。
おまえそれショタゲー違うやんと何度突っ込みそうになったことか。半端に格好良いショタなんてショタじゃな(略
あと、シナリオは風呂敷という名の設定を拡げすぎが災いし、期待が膨らみすぎ。その割に中身は普通。無難、あれ?
笑えたからそれで良しと言えば良しでしたが、魅せ方次第ではもっと化ける作品だっただけに、少々残念でした。
お気に入りキャラ:ぽち?
追記など:どうせならもう少しドンパチやっても良かったのに……。
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……閑話休題。
そんなわけで、10位から6位まで、一気に発表してみました。
あ〜、多少暴言が混じっているのはご愛敬ということで。たまにはこういうテキストも良いものです(苦笑)。
さて、今年の閑話休題ですが……毎年恒例の東方シリーズ談義でも行ってみますか、ね?
同人業界における東方シリーズはこの一年で大幅に飛躍し、その後安定しつつありますが、ぶっちゃけ御前等
ゲームもしっかり遊べよ、と(笑)。や、勿論多くの人が遊んでいることは今更言うまでもありませんが、中にはいろいろと。
このあたりを少々掘り下げようとしたのですが、この前「4Gamer」さんのサイトで取り上げられていたZun氏の対談を
見たら概ね言うことがなくなったので、とりあえず花映塚の話でも3行程度で(苦笑)。
まあ、ぶっちゃけシングルプレイを好む私には少々波長が合わないゲームでしたねー。
以前ほど集中して遊ぶ余力が無くなった所為もありますが、結局Lunaクリアのリプレイは上がらず仕舞い。情けなっ。
と言うわけで、今年はリプレイの公開無し。肝心のエキストラもスコア7000万弱程度のリプレイしか残ってませんし……。
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さて、それでは話を元に戻しつつ、上位5作品の発表に移りましょう。
第5位
◆「Tears to Tiara」 (Leaf/04月28日発売/9,240円(税込))
はい、ここからは上位5作品です。言うまでもなくかなりアバウトなランキングですが(w;
で、5位に選ばれたのは、延期に次ぐ延期で何か忘れた頃に発売された本作「Tears
to Tiara」でした。
延期した割にはこんなもんかと、と言う感じでしたが、Leafらしい手堅い作りでした。「らしい」って言葉は便利だナア。
但しゲームとして遊べる(ジャンルはリアルタイムRPG)作品に仕上がっていたことは間違いありません。何だかんだで
大手メーカーはこのあたりの作品を堅実に作り上げる実力を備えているので、安定した内容はある意味重宝出来ます。
ただ、ヒロインの扱いが少々不遇。もっと見せ場が欲しかった……と言うか、魅力的なキャラなのに勿体ないと言う感が。
その癖、男キャラは見せ場が盛りだくさん。普通逆だろおぃ(w;
お気に入りキャラ:特に。
追記など:僕たちの冒険はこれから(略)。
第4位
◆「GALZOOアイランド」 (アリスソフト/12月09日発売/8,925円)
はい、第4位に選ばれたのは年末ギリギリでランクインした本作「GALZOOアイランド」でした。
毎年この時期は年末商戦の兼ね合いもあり、結構飛び入りしてくる作品が多かったりします。困ったことに(w;
他のゲームとは違い、メーカー(アリスソフト)固有のキャラである女の子モンスターに主軸を当てた、アリスさんにしか
出来ない作品。ただ、それでもキャラ認知度の高さ故に親しみを持ちやすいと言う点は、西の横綱と言われる所以でしょう。
勿論「遊べる」ゲームとしても充分すぎるほどのクオリティが備わっていたと思われます。
ただ、余計な時間制限の所為で、結局いちゃいちゃまったり出来なかったのはお預けを食らった犬みたいで嫌。
それでも許せてしまうのは矢張り(個人的に親しみがある)ヒロイン故ですが、客観的には評価が悪そう(苦笑)。
お気に入りキャラ:概ね全ヒロイン
追記など:時間制限は良くも悪くもですな……。
第3位
◆「ゆのはな」(PULLTOP/03月25日発売/10,290円(通常版は7,875円))
さて、いよいよ今年の総括も佳境に突入しました。ここからはわりと普通の作品かも知れない、BEST3の発表です。
そして注目の第3位は最近少々贔屓気味なPULLTOPさんの作品「ゆのはな」でした。
一言で言えばほのぼのまったり田舎情緒なゲーム。守銭奴なメインヒロインもなかなか魅力的。
ただ、肝心のメインヒロインが活躍するシナリオが思った以上にあっさりしていて拍子抜けだったのが少々残念でした。
後は……穂波シナリオが別格でエロかったのはライターさんの担当領域故か(w;
お気に入りキャラ:穂波
追記など:椿さんのシナリオが個人的にもう一歩だったのは大変残念でありー。
第2位
◆「あやかしびと」(propeller/06月24日発売/9,240円(税込))
はい、惜しくも二位だったのは妖怪大決戦(違)こと「あやかしびと」でした。
とは言え、一位と言ってもおかしくないほどの僅差ではありましたけど、ね……。
大作、力作と読んで差し支えのない本作。エロゲーとしては微妙でしたが、渋くて熱い物語を堪能できました。
特にバトルアクションの描写に関してはライターさんの魅力と実力が遺憾なく発揮されていた作品です、ね。
ただ、この手の作品にありがちな、男キャラ格好良すぎ現象は矢張り健在。
殊更エロゲーと言うジャンルはヒロインの影が薄くなることを嫌う傾向も根強く、私もそのクチだったりするので、内容
そのものは面白いと認めても、矢張りヒロインを前面に出していないと言う展開は少々厳しいものがありました。
お気に入りキャラ:会長
追記など:怪獣大決戦は流石にどうかと思った……。
第1位
◆「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX/01月28日発売/9,240円)
はい、2005年の私的エロゲTOPに輝いたのは……よりによってこれかよ(w;
元々は人に勧められた作品でしたが、総合的に判断して一番楽しめた作品と言うことでこの評価になりました。
予想に反してかなり嫌味のない作品でしたし、何気にコメディ&コミカルな点もポイントが高かったです。
多少突拍子もないキャラが混じってはいたものの、それもひとつの味として楽しめたかな、と。……見た目の色物設定に
反して、中身は非常に秀逸かつ魅力的だった点は非常に良かったですね。個性的なキャラも含め、全てが魅力的でした。
スローペースの進行と併せて、かなり丁寧な作品でしたが、これほど男らしくない(笑)主人公もレアですな。
あそこまで破天荒なロールプレイに専念していた様は、その課程も含め、着眼点の勝利と言えるでしょう。
ちなみに正式名称は「おとめはぼくにこいしてる」なので注意。
あと、相変わらずヨダ氏の絵は破壊力抜群で……。あれほど強烈な個性を放つデフォルメ絵もまた珍しく……。
お気に入りキャラ:えーと、瑞穂きゅん?
追記など:実際、これが一番コミカルで楽しめたことは間違いなく……。
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はい、如何でしたでしょうか? 相変わらず駆け足でしたが、これで2005年の発表を終わりたいと思います。
なお今年もベストキャラ発表は無しとさせていただきます。最近、いまいち萌えキャラがいないというか何というか。
〜編集後記〜
以下、読み飛ばし推奨(苦笑)。
さて、相変わらず本文が手抜き気味……と言うかホント手抜きでスイマセン。
ぶっちゃけてしまえば今年も「これ」という作品に乏しかった、と言う部分もありますが、単に自分が話題作を回避し、
我が道を進んでいた故、単純な購入本数が減った&多忙でそれどころじゃ無かったと言うのが一番の理由かも……。
ただ、今年は去年放棄した順位云々を復活させてみました。無理に格付けするより個々の作品を公正に取り上げよう
と言う考えの元、去年は順位概念を外してみましたが、結果的に気の抜けたサイダーみたいになってしまったので、結局
多少の不条理や不公平が出ても、ランク付けは行った方が良いとの結論に達したので、また元に戻しました。
何にせよ、毎々手抜きではありますが2005年総括も何とかUPできましたね。
レビューとは違い特に宣伝している企画ではない(するほどのものでもない&暴言が多すぎて見苦しい)ので、殆ど日の
目に触れることの無いテキストではありますが、もし何らかの形でこのテキストをご覧になり、このような最後の後書きまで
読んでいただけたのであれば、書き手として非常に光栄であると同時に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、例の如く今年も相応のエロゲを購入し、レビューを書いている訳ですが……購入したエロゲーの本数は相変わらず
減少傾向。それでも月2本ぐらいは購入していますが、レビューサイトとしては本数が少なすぎなのが困りもの&遅筆ですし。
……自分のペース的にはこのぐらいが丁度良いのかも知れませんが、サイト運営には少々厳しいですな。
では最後に毎年恒例、この場所を借りて私が今年購入したエロゲ一覧をサクッと貼ってみようかと。
ちなみにレビューを書いていないソフトもありますが、これは個人的事情or書く価値無しと判断したゲームです。
一部処分した作品もあるので、本数は意外に少ないかも知れません。
2005年購入作品一覧。 <2005-12月現在
それでは慌ただしい中ですが、これにて2005年度の発表を終わりたいと思います。
縁とお時間がありましたら、また来年のテキストでお会いしましょう〜(^^)/〜
2006/01/01 Nagale