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2004年、「私的」Adult-Game Best-?

〜そろそろ潮時かも知れない……〜








 はい、ご無沙汰しています&はじめまして、Nagaleです。

 というわけで毎年恒例の年末テキストをお届け致します。例の如く、年明けの公開ではございますが……

 あ、あとテンプレが時間的な都合(と言うより単なる固定化)によりほとんど変わっていない点はご愛敬と言うことで。



 あと、今年は全体的にテンション低いです、マジで(笑)。



 ……さて、それではまずこの企画(当コンテンツ)の趣旨及び概要の説明を。

 結論から先に言ってしまうと、2004年終了時点でエロゲ業界全体に対して感じた私的な感想+私が2004年に購入した

作品の中から独断と偏見で選んだエロゲBest10の発表(+簡易レビュー)云々……
という試みです。つまり号外



でした









今年は購入本数が少ない為、とても10作品は無理です。と言うわけで今年は殴り書きに変更します(ぉ


 ……いや、だってBEST10形式にしたら終の館(1000円ソフト×5本)とかガンガン入っちゃうし(w; それは流石に、ね。




 また、このテキストをもって2004年「私的」エロゲ評価(&順位)の最終版と致します。





注:各ゲームの正式なレビューをご覧になりたい方は「パソコンゲームのレビュー」のコーナーをご覧下さい>





 では例の如く、注意事項です。以下で発表する順位内容は、私=「Nagale」完全なる独断と偏見によるものです。

よって「他社(他者)、他誌の同様な企画及びサイトで発表された順位とは違う可能性が特大ということをご

了承下さい。 ぶっちゃけ、話題作とか絵ゲーとか全然購入してません。また、購入本数も少ないので、まともな評価を

期待する方は大変恐縮ですがこの時点で閲覧を止めてお帰り下さい。以下の文章は読むだけ時間の無駄です(苦笑)。


 次に、2004年に発売されたエロゲであっても、過去に発売されたゲームのリメイク作品及び、おまけ的な要素の

強いミニゲーム(ファンディスク含む)などは本コンテンツをはじめとする一部のコンテンツでは選考対象外としています。

 これはゲーム自体が過去のレビュー等と重なる恐れがある&過去の当企画でゲームの評価が既に決まっている場合が

あるなど、公正な審査(二重審査)にならないことを回避するための措置&配慮です。つまり、このコンテンツ内における

順位の発表はあくまでも「2004年の新作(未発表作)」を対象にしたランキングと言うことでご理解下さい。なおファン

ディスク及びその中のミニシナリオに関しても、内容や物語の出来不出来に関わらず選考候補として扱いません。ご了承を。

 また、商業外の18禁ソフト(主に同人作品)も事実上の参考作品扱いとし、本テキストの順位概念からは除外致します。


 ……最後に、重ね重ね申し訳ありませんが当テキスト内の順位その他に関しては、私の完全な趣味の領域です。

 内容に関しての反論、苦情等は勘弁して下さい。で、どうしても納得のいかない人は笑って受け流して下さい(笑)。


 また、本テキストは特性上、普段の文章とはちょっと違うノリになります。





 さて、まずは2004年を終えての全体印象と簡単な感想から……。



 そうですね……業界的には特に変哲のない一年であり、ユーザーは円熟感を通り越して惰性状態に突入していたと

思われます、多分。単純にゲーム云々で見た場合、売れる作品は相応に販売本数を伸ばした反面、後々印象に残る作品

が少ない……エロゲ業界特有の先行売り逃げ型の傾向が続いた一年でした。頑張ったのはFate/stay nightぐらいかも。

 なんでしょうか……、こう、昔ほど印象に残る作品や後々語りたくなるような作品が本当に減ったと思います。自分自身の

意欲減やシチュエーションに対する慣れもあるかも知れませんが、それを引いても、テンプレに沿ったエロゲが多かった……

恋愛なら恋愛、陵辱なら陵辱、と、遊ぶ前から展開が解ってしまう型抜きみたいなエロゲの何と多かったことか。


 全体的には良作がコンスタントに発売された一年だったと思われますが、ただ個人的に琴線外のゲームが多く、

相も変わらず唯我独尊我が道を行く状態になってしまったのはお約束、もしくは当たり前の状況と言うことでご容赦を
(苦笑)。

 いや、自分としては世間一般的な話題作をほとんどプレイしていないんですよ。何故か興味が沸かないんで(w;


 ……閑話休題。


 ただエロゲ業界もぼちぼち限界かな、と。昨年も語りましたが、原画のクオリティを始め、二次元と言う媒体で描写できる

(シナリオ等も含む)範囲の作品があらかた出尽くした感は否めませんね。私個人が一通りのシチュエーションを体験してしま

った所為もあるかと思われますが、何を遊んでも二番煎じな印象があり強烈なインパクトを残した作品は殆ど無かったと思わ

れます。何より原画もそうですが2DにおけるCGの塗り、技術と言う面では、これ以上の飛躍的躍進が恐らく不可能に近い

状況だと思われますし、一昔前の上等文句であった「絵が良ければ売れる」と言うある種の神話は今や殆ど関係なく……。

 実際、それを表すかの如く、個々の売り上げは大幅に減少傾向ですし……ああ、nyとかは恐らく無関係だと思います。

アレを使う連中は元々金を落とす人種ではないと思うのですよ。つか、時代が時代なので以下略。なんとかならんかなあ?


 閑話休題、2回目。


 シナリオが良ければそれなりに売れる……と言う説に関しても、実際そんなゲームは滅多にありません。私がレビューで

良く「丁寧なシナリオ」とか「及第点」などと書いてますが、それは裏を返すと、ゲームが終われば2日で内容を忘れる

言う平凡エロゲシナリオ以外の何者でもないんですよ。自分としては次のゲームに頭を直ぐ切り替えることが出来るので有り

難かったりしますが、せめてレビューのテンプレを書くまでの間ぐらいは内容を忘れないでいたいです、マジな話。

 実際、今年遊んだゲームの中でEDを明確に思い出せる作品なんてたかが知れてますし……Hなシーン? ……論外(ぉ


 ま、私はその平々凡々さがエロゲの良いところでもあると思っている(ヤルことはひとつしか無いし)ので、別にどうこうは

思いませんが、結果的にそう言う作品(シナリオ)の連続が「円熟」となり、意欲的な作品を削っているんだろうな、と。

 ん〜、難しいです、ね。単純な抜きゲーで充分満足する場合もありますし、物語を求める場合もありますし……うーむ(w;


 さて、それはさておき、その中で少し感心したのが特定のターゲット層を狙ったいわゆる「フェチゲー」の躍進。

 本来エロゲは存在そのものがフェチの産物であり、故にユーザーの絶対数も限られています。そんな中、ユーザーは

数ある平々凡々なエロゲの中から少しでも自分の趣味にあったエロゲを掘り出そうと躍起になっている訳です。制服然り、

シチュ然り。ジャンル然り。……ただこういうとき、マイナーな性癖の持ち主は大変なんですよ<余談


 とまあ、このように限りあるパイを更に細分化するより、特定の属性を持つ層全部の興味を引かせ、購入させた方が売り

上げが確保出来るのでは無いか? と考え(誰が考えたのかはわかりませんが)、発売されたのがいわゆるフェチゲー。


 :エロゲユーザーの総人口15万  その中で、年上属性持ちが3000人と仮定。

 →普通のゲーム内に良く居る年上おねいさん   ……別にどうでも良い →全体(15万中)で2000本売れれば御の字。
 →全員年上のお姉さんで、なおかつ攻略OK!  ……買う!!      →運が良ければデフォルトで3000本確定。


 ……仮定ですよ、仮定(苦笑)。


 ひとつの趣味(性癖)にとことん踏み込んだその内容は、属する人の支持は勿論のこと、その話題性も相まり、それなりの

売り上げを残したと言えるでしょう。まー、自分も馬鹿ゲー路線でついつい手を出してしま(略)。


 勿論、上っ面だけでは余計反感を買いますが(余談ですが、コアなフェチを持っている人達ほど、その中での自己主張が

激しいのは何故だろう……少ない同士なんだから仲良くすれば良いのに……大概喧嘩しかしてないし(苦笑))、幸い今年

発売されたフェチゲーの大半は、ライターさんに「わかっていた」人が多く、概ね評判が良かった模様です。

 それなりの売り上げを出したところもあり、今後更に発展していく可能性を秘めている分野とも言えるでしょう。がんばれ。

 ……もっとも、2005年以降はどうなるか全然わかりませんが(−−; 炉理自粛は確実?



 で、後は延期とか強引な発売によるバグとか……まあ、いい加減にしろ、と(笑)。

 延期自体がひとつの風習と化していること自体が大きな問題ですが、ごく一部のメーカーさんの所為で、全体が低く見ら

れてしまうのは厳しいですね。かと言って強引に発売するとバグ満載で以下略(−−;

 何処ぞのゲームではありませんが、スケジュールを守れない……社会生活(企業)における最低限の行為さえ守れない

輩が集う場所、とはよく言ったものです。……いやメーカーだけではなく、私を含むユーザーも似たようなものなので、結局

どっちもどっちなんですよ。これほど扱いやすい「お客様」はありませんからね。どんなに喚いていても、結局ユーザー側が

作品を買うから商売になる訳です。それが売れるから堂々巡りなんですよ。いや、楽しい楽しい。


 ……悔しいな。


 また、一昨年から続いているエロゲ価格のデフレ傾向は順調かつ着実に継続中と言って良いでしょう。

 各メーカーさんが発売した低価格シリーズは相変わらず堅調な動きを見せましたし、単純な低価格作品も増えました。

 お手軽かつ値段相応&以上に遊べるのは本当に有り難かったですが、その代償として、新規参入で9240円の価格を付け

た作品の売れ行きが激減したような気もします。……何より中堅どころでさえ、9240円のゲームは個人的に買い控え傾向

でしたし……だって、低価格でも充分面白いし。まして今年は1050円のエロゲとか出た(しかも面白かった)し……。


 ああ、話は少し脱線しますが、一寸気になったのがネット普及率と回線仕様。毎年の考察でもちらほら書いていたように、

エロゲユーザーにおけるネット普及率はほぼ10割に近い確率で回線を持っていると思っていたのですが、パソパラ2004年

2月号のアンケートを見ると、非接続なユーザーが半分……つまり、5割も居る模様。

 まあ、パソパラユーザーの半分ぐらいは新作の情報収集が目的ではなく、単なるエロ雑誌として買っているだけなのかも

知れませんが、それはそれで何か間違っている……と言うか寂しすぎ(−−;


 ……ただ個人的に意外だったのは、ダイヤルアップで接続している方がまだ7%も居たと言うことですか、ね。

 逆に光回線(FTTH)は4%だったので、相変わらず自分はマイナー路線傾向だな、と感心してみたり(苦笑)。うーむ。

 幾ら今はADSLが主流な時世とは言え、光回線がこれほど少ないとも思わなかったです、ね。



 あと、これは単なる愚痴ですが……エロゲメーカーならエロゲで出せよコンチクショウ。



 さて、前書きが少し長くなりましたが、ぼちぼち本編……2004年発売エロゲの簡単な総評を語っていくとしませう。

 あ、先程も少し述べましたがテキストはいろいろと使い回しが多いです(爆)。あと、基本的にネタバレ上等かも……。



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〜2004年 Adult Game Best Collection〜<私的







 では、さくっと行ってみましょう。なお、失礼ながら各タイトル及びメーカー様の敬称は略させて頂きます。

 一応月別(1月〜)で追っていく予定ですが……時折入れ替わるかも(w;









◆「夜勤病棟・弐」 (Mink/1月15日発売/9240円(税込み))



 さて、今年の総括における先陣を切る作品は……何故か夜勤弐だったり(笑)。


 元々陵辱ゲーは管轄外(年に1本ぐらい息抜きに買う)なものの、とある賭けに負けたことで、初っ端から

陵辱に走る、と言う間違った意味でのスタートを切ってしまいました。あ、2004年のね。

 ま、ぶっちゃけ面白くありませんでしたが、それはあくまで陵辱ゲーが嫌いな立場としての見解なので、恐らく好きな人は

相応に楽しめると思われます。単純に私が嫌悪すればするほど、陵辱ゲームとしては面白いと思いますし(笑)。



お気に入りキャラ:特になし

追記など:でも、肉体改造まで来ると生理的にダメ。医者らしいと言えばその通りだけど。





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◆「Fate/stay night」 (TYPE-MOON/1月30日発売/9240円(税込み))



 はい、続いてはこれまたいきなり今年の大本命、Fate/stay nightです。

 あのTYPE-MOONの新作ということであちこちが盛り上がりましたし、相応する内容を伴っていた良作だと思われます。

 ……ああ、もし例年のBEST10方式だったら間違いなく1位ね、これ(w;


 月姫の人気に加え、単品での面白さも相まりエロゲ業界としてはン年ぶりの10万本超のセールスでしたが、なにぶん

桜シナリオが……いや、演出としては間違っていないと思いますけど……ん〜。


 いや、ここはひとつ、あえて感情論を持ち込めば、なんじゃあのシナリ(ry <ツッコミ不可



お気に入りキャラ:凛

追記など:桜シナリオはぶちぶちぶち……<未練がましい





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◆「Forest」 (ライアーソフト/2月13日発売/9240円(税込み))



 ……表現に困る迷作もしくは怪作。


 エロゲと言う枠を超えたついでに、ゲームとしての枠も超えていたので、考えると負け。

 私みたいな学の無い人間が視覚のみで遊ぶには良い作品でしたが、こういう作品は感じたままを捉えて受け流さないと

パンクしますね。間違いなくオススメはしませんが、是非遊んで欲しいと言う矛盾を秘めている作品でした。変だけど。


 正直今でも訳ワカメだったりしますが、後々これほど印象に残る作品は素晴らしいと思います。不思議な作品ですな(w

 ただ、言うまでもなくゲームとしては論外。こんなもん出すなよ(笑)。



お気に入りキャラ:九月

追記など:そう言えば今年流行った架空請求葉書の中に「(株)ビジ●スパートナー」っていう架空会社があってワラ(ry





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◆「終の館〜恋文」 (CIRCUS/2月27日発売/1050円(税込み))



 ……1000円(税抜)ってアンタ(w;

 エロゲもこういう時代に入ったんですねえ(しみじみ)。


 エロい切ないのコンセプトを元に、デフレの限界に挑戦……なんと定価1000円で発売された「終の館」シリーズ。

 1000円と思えない内容を伴った良作だったと思われますが、実は全5巻構成なので5本買えば以下略。

 でも、買いたい巻だけを抽出して買っても何ら問題のない内容だったので、中身と共に結構オススメしたいですね。



お気に入りキャラ:無し

追記など:安いってのは良いことですナア。






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◆「終の館 -双ツ星-」 (CIRCUS/3月26日発売/1050円(税込み))



 うぃ、続きます。ただ、残りの3巻は大体似たような評価なので省略(ぉ

 先に述べた終の館シリーズの第2弾と言うことで発売された作品ですが……一応このシリーズはエロい切ないメイド

ノベルと言うフレーズを売りにしているんですよ。ただ、何処をどう間違ったのか本作は


 切ないを通り越して悲劇


 に達していましたねははははは。

 つか、1000円なので気が向いたときにでも一度遊んでみてください。救いようの無い展開に顎が落ちますから(w;


 ……でも、実はこのシリーズ(くどいけど全5巻)の中では一番好きだったり。

 勿論ハッピーエンド主義の自分には痛すぎる展開&結末でしたが、素晴らしいまでに救われないEDとヒロインの一言が

強烈な印象を残したので、私的評価は地味に高め。順位を付けるならば5位以内確定コース。

 でもなるべくなら、こういう結末(まー、なんつーか酷い)のゲームは遊びたくありませんけどね……むー。





お気に入りキャラ:居たけど……。

追記など:しかしこのシリーズは全体的に野郎共の絵が手抜きなのが少々残念。





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◆「おまえのなつやすみ」 (Flingshine黒/3月26日発売/4179円(税込み))



 はいはい、サクサク行きましょう。でも、なーんかBEST10にしなかったぶん、逆に書く容量が増え(ry


 と言うわけで僕夏ならぬ「おまなつ」。なんかこう書くとエロいよね(ぉ

 真夏の暑さを強調させるゲームを3月に発売することは無いだろう、と思わず突っ込んだ記憶がありますが(笑)。


 ま、季節感こそ外れていたものの、作品全体から醸し出されていた不条理な雰囲気は実に良質な馬鹿ゲーの気配。

 低価格もさることながら、永井プ●ダクションあたりからクレームの来そうな主人公が素敵すぎです。

 馬鹿ですが地味にエロく、気軽に遊ぶには持ってこいの作品なので、今年の夏にでも遊んでみてくださいな(笑)。



お気に入りキャラ:特になし

追記など:でもエセ百物語はつまらんかった。これが無ければなあ……。





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◆「お願いお星さま」 (PULLTOP/05月28日発売/9240円(税込))



 んー、次は……おを、長崎御大が音楽担当している作品ですな。

 スロ還元&掲示板で御大のオススメもあったので、わりと不純な動機で購入した作品でしたが、結果的には大成功。

 ジャンル的には……ラブコメと言うよりエロコメ、かな?


 エロの寸止めor未遂はエロ無しよりもタチが悪いと思いつつも、良質なドタバタコメディを堪能させて貰いました。

 特にEDが良かったですね。矢張り後味の良い……見ていてスッキリするEDは評価が高くなります。個人的には。



お気に入りキャラ:シルヴィア

追記など:後半になればなるほど、誰がヒロインだかわからなくなったよなあ……。





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……閑話休題。



 そんなわけで、上半期ぶんを簡単にまとめてみました。なお、特筆点の無い作品については除外しています。

 あ〜、多少不適切な表現が混じっているのはご愛敬。たまにはこういうテキストも有りということでご容赦を(苦笑)。



 さて、今年の閑話休題ですが……去年とあまり変わりません(w;

 本来ここで堅気作品(全年齢対象)を語るのは場違いかも知れませんが、同人部門も廃止したことですし、この場を使って

ひとつ作品(同人ソフト)を紹介させていただきます。と言うか紹介させてください(笑)。


 その作品とは……一昨年、個人的に高い評価を出した同人STGソフト「東方紅魔郷」の続編である「東方妖々夢」の更に

続編であり、今年の夏に発売された


 「東方永夜抄」


 何故か最近はキャラ云々の方が取り上げられるようになってしまいましたが、元々はお手軽でありながらも本格的な

弾幕STG。でも、キャラを語るならせめて紅ex、妖ex、妖PH、永exをクリアしてからにして欲しいな、と思ってしまう自分は

少々意地が悪いのか、な? ……いや、勿論全ての人が平等に楽しむ権利があることは言うまでもありませんが。


 ※東方紅魔郷、東方妖々夢、東方永夜抄は(c)上海アリス幻樂団様の作品です。


 そんな訳で、例に漏れず本作も堪能させて頂きました。特に弾幕云々だけではなく、それらの演出を引き立てる音楽も

素晴らしかったですね。普段は特定タイトルのべた褒めをすることは少ない(しない)私ですが、こう言うときぐらいは素直に

誉めさせて貰っても良いかな、と。……何はともあれ、手軽に弾幕系STGを遊んで見たいと言う方にはオススメ出来る作品

だと思われます(STG好きの人を推奨)。ま、シナリオやキャラは人を選びますが……百聞は一見にしかず、と言うことで(w;

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 以下、解る人(持っている人)向け。

 恒例ですが私のリプレイ。ver1.00d(以降)対応、永夜抄exのデータです。結界組、17.7億、1ミス5ボム。

 http://www1.odn.ne.jp/~nagale/th8_ry17.lzh



 毎々1ミスの壁に泣かされますが、遊んだ記録ぐらいは残しておこうかと。

 ゲームを持っている方で興味の有る方はDLしてまったりと眺めて頂ければ嬉しい&幸いです。下手ですが……。


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 さて、それでは話を元に戻しつつ、下半期作品の発表に移りましょう。









◆「どんどこドーン! 真夏のこーふんどC」 (彩[Xai] /08月06日発売/8190円(税込))



 はいはい、ではどんどこ行ってみましょう(w;

 で、後半最初に紹介する作品は自分でも久しぶりに暴走したなー、と思いつつ購入した作品だったり。


 先に述べたように、今年はいわゆるフェチゲーと呼ばれる作品群が躍進しましたが、その中でも特に異彩を放って

いたのが本作。タイトルからも微妙な怪しさが伝わって来るように



 ふんどし



 の描写に全てを費やした怪作。別名馬鹿ゲー。

 普通の下着CGが1枚も出てこないと言う暴挙は実に倒錯的な雰囲気を醸し出していました。違った意味で話題作。

 個人的には、この倒錯感に昔の初々しい感情(エロゲを遊びはじめた頃のこっぱずかしい感覚)を呼び起こされた感じが

して良かったんですけどねー。でもふんどし。……ま、ふんどし好きな方(居るのかな?)には間違いなくお薦めです、ね。



お気に入りキャラ:特になし

追記など:だから俺はふんどし属性持ちじゃないってば(TT)





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◆「姉、ちゃんとしようよっ! 2」 (きゃんでぃそふと/06月25日発売/8190円(税込))



 ん〜、これもフェチゲーと言えばそうなの、かな?

 とは言え、こういうダイレクトなタイトルのゲームは個人的に有り難かったり(苦笑)。


 登場人物を全員姉にすると言う、いわゆる逆シス●リ(?)な本作。様々な個性を持つ姉を楽しめる反面、どう見ても

姉には見えないキャラも混じっているのはご愛敬……だとは思いますが、単に名前だけかよ、と言われればそれまで?

 2と銘打ってあるだけあり、前作キャラが殆ど登場しますが、残念ながら新キャラは別段どうでも良く……むー。



お気に入りキャラ:特になし

追記など:矢張りエロゲは1ゲーム1姉なのかなあ……ん〜、何ともかんとも。





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◆「RANCE6」 (アリスソフト/08月27日発売/8925円(税込))



 レビュー書いてない……。

 いや、プレイ時間が長すぎて書く機会を失ったと言うか何というか。


 実にン年ぶりとなるランスシリーズ新作。鬼畜王を出さなければもう少し早かった気もしますが、鬼畜王があったから

こそ、本編初登場の人物を抵抗無く受け入れることが出来たのかも知れません。

 鬼畜王しか知らない人はもの凄い勢いで戸惑うと思いますが、正規シリーズ(1、2、3、4)をやっていれば間違いなく

楽しめること請け合い。ちなみに5Dのみプレイしたことがある人は……微妙(w;


 でもプレイ時間が長すぎ。本気でクリアしようと思ったら70時間ぐらいかかるし……面白いんだけど、ね。





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◆「ANGEL BULLET」 (ライアーソフト/10月01日発売/8190円(税込))



 さて、後半戦(?)もいよいよ佳境に突入しました。

 で、次に紹介するのはライアーライアー。なんつーかライアー。頼むからもう少しがんばれライアー。


 ……土下座調教ゲーと銘打たれた本作。どうにも主人公が調教されている気がしてなりませんが、要はジャパニーズ



 ドゲザー



 をして主人公がひたすら謝ると言うよくわからんゲームだったり。あ、一応バトルとかもあり。

 馬鹿なところはとことん馬鹿、シリアスなところはしっかり締めるライアー王道なゲームだったものの、何をトチ狂った

のか最後の最後に「う●こ」と吠えるシーンが何故か「ド」シリアスになってしまったんですよ。いや、マジで。


 ……普通、真面目なシーンでいきなり「うん○」とか出たら笑う場所のハズなのに、本作は


 「カッコイイ」


 んですよ。……エロゲ史上初、格好良い「○んこ」! これは必見……か? ※スカゲーではありません

 ま、この時点でみょんなゲームな訳ですが。……兎に角、最後のう○こがあまりにシリアスすぎて駄目でした(笑)。

 ハッピーエンド至上主義な人には間違いなくお勧め出来ませんね。……ま、物語の結末としては有りだと思いましたが。



お気に入りキャラ:特になし

追記など:ホント、毎々癖のあるゲームで困ります(w;





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◆「ホームメイド」 (CIRCUS/10月08日発売/9240円(税込))



 いよいよ残りわずか。そしてこれを書いているのは年明け。くそう、飲み過ぎた(ぉ

 それはさておき、いよいよ残すところあと2本(アリス7はアクセサリ集扱い=除外)。そして紹介するのは「ホームメイド」。


 まだプレイ中なので正式な評価は控えますが、終の館シリーズの完結編、かな?

 終の館シリーズは最後がどれも思わず「ひでぇ」とつぶやく結末&よくわからんキャラが1人混じっていたのですが、

それらのキャラを全部現代編(世界観はアレですが)に寄せ集めた(転生ネタ)、という話(のハズ)です。無茶苦茶。


 だがそれがいい(ぉ


 ま、流石にあのままじゃ後味悪すぎでしたからねー。

 どうなるのかは解りませんが、追々遊んでいけば解るでせう、多分。



お気に入りキャラ:未定

追記など:どうせなら5000円ぐらいにしろと……釣られてるよなあ、自分。





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◆「空帝戦騎」 (エウシュリー/11月26日発売/9030円(税込))



 はい、と言うわけで2004年のトリは本作、空帝戦騎。

 ここまで書いてから、あ〜、やっぱり順位付けた方が良かったかな〜、と後悔しても時既に遅し。ま、そんなもんだ。


 ゲームシステムが若干腐ってましたが、やり込みゲーとしては良い感じ。

 ただ、シナリオがオマケ程度なんですよ。これをおまけ程度にせず、もっとしっかりと練り込んでくれれば、またガラリと

評価が変わった作品になったと思われます。それが残念でなりませんね……。

 つか、延々と闘技場に入り浸っているうちに飽きた(w; マシスト編なんて途中まではeasyでも結構難しいし……。

 何にせよ、私のように頭の弱い人間が惰性でプレイにするには向かないゲームです。はははのは。



お気に入りキャラ:リンダ

追記など:お気に入りキャラの項目、半分ぐらい埋まってないような……(w;





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 はい、如何でしたでしょうか? 少々例年と毛色が変わってしまいましたが、これで2004年の発表を終わります(w

 なお今年もベストキャラ発表は無しとさせていただきます。最近、いまいち萌えキャラがいないというか何というか。


 あ〜、とりあえず手抜きでゴメン(w;







〜編集後記〜






 読み飛ばし推奨(苦笑)。


 さて、相変わらず本文が手抜き気味……と言うか今年の総評はホント手抜きでスイマセン。

 いつも以上に「これ」という作品に乏しかったなあ、と言うこともありますが、単に自分が話題作を回避しつつ、我が道を

進んでいた故、単純な購入本数が減った&仕事多忙でそれどころじゃ無かったと言うのが大きく……。そろそろ限界かな?


 また、長年続けていた順位に関しても、無理に格付けするより個々の作品を公正に取り上げようと思い、順位概念を

外してみましたが、結果的に気の抜けたサイダーみたいになってしまい……でも今から書き直す余裕無し(現在1/3の夜)。

 矢張り多少の不条理や不公平が出ても、ランク付けは行った方が良いかも知れませんね。2005年総括では戻す方向で。


 何にせよ、毎々手抜きではありますが2004年総括は割と早めにUPできましたね。それだけが救いというか何というか。

 レビューとは違い特に宣伝している企画ではない(するほどのものでもない&暴言が多すぎて見苦しい)ので、殆ど日の

目に触れることの無いテキストではありますが、もし何らかの形でこのテキストをご覧になり、このような最後の後書きまで

読んでいただけたのであれば書き手として非常に光栄であると同時に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。


 さて、例の如く今年も相応のエロゲを購入し、レビューを書いている訳ですが……今年は一身上の都合もあり、購入した

本数は微妙に減少しましたね。それでも月2本平均ぐらいで購入しているのかな(苦笑)。ただレビューサイトとしては本数が

少なすぎですけど、ね。……自分のペース的にはこのぐらいが丁度良いのかも知れませんが。


 では最後に毎年恒例、この場所を借りて私が今年購入したエロゲ一覧をサクッと貼ってみようかと。

 ちなみに一部レビューを書いていないソフトもありますが、これは個人的事情or書く価値無しと判断したゲームです。

 2004年購入作品一覧。 <2004-12月現在





 それでは慌ただしい中ですが、これにて2004年度の発表を終わりたいと思います。

 縁とお時間がありましたら、また来年のテキストでお会いしましょう〜(^^)/〜







2005/01/03  Nagale