Ver 1.00
2003年、「私的」Adult-Game Best10
〜マンネリとかそう言う問題じゃなく……〜
はい、ご無沙汰しています&はじめまして、Nagaleです。
というわけで毎年恒例の年末テキストをお届け致します(^^) いや、あっさりと年明けの公開になりましたが(^^;
……あとテンプレが時間的都合(と言うより単なる固定化)により殆ど変わっていない点はご愛敬と言うことで。
さて、それではまずこの企画(当コンテンツ)の趣旨及び概要の説明を。
結論から先に言ってしまうと、2003年終了時点でエロゲ業界全体に対して感じた私的な感想+私が2003年に購入したソフト
の簡易レビュー+その中から独断と偏見で選んだエロゲBest10の発表云々……という試みです。つまりはレビューの号外。
また、このテキストをもって2003年「私的」エロゲ評価&順位の最終版と致します(^^)
<注:各ゲームの正式なレビュー及び内容をご覧になりたい方は「パソコンゲームのレビュー」のコーナーをご覧下さい>
では例の如く、最初に簡単な注意事項を。以下で発表する順位は、私=「Nagale」の完全なる独断と偏見によるものです。
よって「他社(他者)、他誌の同様な企画及びサイトで発表された順位とは違う可能性が特大」ということをご了承下さい。
次に、2003年に発売されたエロゲであっても、過去に発売されたゲームのリメイク作品(例:結い橋Pro)及び、おまけ的な要素の
強いミニゲーム(例:バルねこ/ファンディスク含む)などは本コンテンツをはじめとする一部のコンテンツでは順位対象外(参考
作品扱い)としています。 これはゲーム自体が過去のレビュー等と重なる恐れがある&過去の当企画でゲームの評価が既に決ま
っている場合があるなど公正な審査(二重審査)にならないことを回避するための措置&配慮です。つまりこのコンテンツ内における
順位発表はあくまでも「2003年の新作(未発表作)」を対象にしたランキングと言うことでご理解下さい。なお「ゆいぱち」等の
ミニシナリオに関しても、内容や物語の出来不出来に関わらず候補として扱わないのが私の方針です。
また、商業外のソフト(主に同人作品)も事実上参考作品扱いとし、本テキストの順位概念からは除外致します。
……最後に、重ね重ね申し訳ありませんが当テキストで発表された順位その他に関しては、私の完全な趣味の領域です。
本テキストに関しての反論、苦情等は勘弁して下さい。で、どうしても納得のいかない人は笑って受け流して下さい(笑)。
また、本テキストは特性上、普段の文章とはちょっと違うノリになります。
さて、まずは2003年を終えての全体印象と簡単な感想から……。
そうですね……業界的には特に変哲のない一年であり、ユーザー側はより一層円熟感が増した年だったと思われます。多分。
単純にゲーム云々で見た場合、それなりの良作がコンスタントに発売された反面、絶対的な大作や話題作に乏しかった年と言える
でしょう。と言うかぶっちゃけ、大作と言われていたソフトが全然大作じゃなかっ(検閲)。
ちなみに全体的には良作がコンスタントに発売された一年だったと思われます。ただ個人的に琴線外のゲームが多く、
自己購入ぶんの作品がそれほど多くなかったことによる意見、見解が以下を占めることも今のうちに記述しておきませう(苦笑)。
いや、自分としては世間一般的な話題作をほとんどプレイしていないような気がするんですよ、ね。……ひとまず閑話休題。
……で、去年あたりから薄々感じていましたが、エロゲ業界は全体的な円熟期に入りつつあるなあ、と。原画のクオリティを始め、
二次元と言う媒体で描写できる(シナリオ等も含む)範囲の作品があらかた出尽くした感は否めませんね。私個人が一通りのシチュ
エーションを体験してしまった所為もあるかと思われますが、何を遊んでも二番煎じな印象があり強烈なインパクトを残した作品は
殆ど無かったと思われます。何より原画もそうですが2DにおけるCGの塗り、技術と言う面では、これ以上の飛躍的躍進が恐らく
不可能に近い状況だと思われますし、一昔前の上等文句であった「絵が良ければ売れる」と言うある種の神話が揺らいだのも事実。
ただ、絵の差分化が難しくなってきた……と言うことは裏を返せばそれ以外で差分化を計れば良いということです。
特に近年の音楽関連はその傾向が強く、既にI'veさんやfeelさんは音楽ブランドとして確固たる地位を作りましたし、それらの音を
各エロゲーメーカーさんが採用することにより、付加価値的な売り上げ増になると言う域に達しつつあります。勿論ゲームの基礎であ
るシナリオライターさん(orプログラマーさん)に関しても如何に質の良い(知名度の高いor良いシナリオを書ける)ライターさんを確保
出来るかが今後各メーカーさんに求められていくと思われまが……。
まあ、それはさておき、その中で少し目立ったのが特定のソフトハウスさんによるソフ倫からメディ倫への移行。個人的には今一
真意が掴めなかったのですが、流せない程度の話題になったことは事実ですね。どちらの倫理機構でも五十歩百歩だと思うのは
無知なる故の戯れ言なのか……何はともあれ、何らかの不満があったからこその移行だったのでしょう。どうでも良い話ですが。
後は……先程も少し触れましたが、散々延期されていたタイトルが発売されたことぐらいですかね(苦笑)。
SNOWやLOVERSなどの延期話題作が無事発売され、あっと言う間に忘れ去られようとしている様は微笑ましくもあり商品の回転
率が早いエロゲ業界ならではだな、と思う次第だったり。まあ、延期しようがしまいが売れる数には限度がありますけど……。
そもそも延期自体がひとつの風習と化していること自体が大きな問題なんですけど、ね。あと、バグ関連も未だ収まらず(−−;
で、今現在どの程度の影響があるのかは今一不明瞭ですが、WinMXを筆頭としたファイル交換ソフトの一般普及により、メーカー
側によるプロテクトやCDチェックがほぼ日常茶飯事化したのは良くもあり悪くもあり。……ただ、結局のところ正直者が馬鹿を見る
状況……相変わらず一部CDドライブとの相性問題などを起こしているのは頂けないですね。
まあ、実際問題として違法ユーザーの数は……減ってるのかな?
個人的意見ですが、ファイル共有ソフトを使った不正入手で遊んでいるユーザーは意外に少ないと思っているので、現状の体制は
ある程度の効果があるものだと思っています(初心者が簡単にコピー出来ない程度で良い)。ただそれにより売り上げが伸びると言う
こともあり得ないと思っています。何故そう思うのかはあえて書きませんが、意外に執着心が無いのがオタクですからね……。
また、昨年から続いているエロゲ価格のデフレ傾向は順調に継続中と言って良いでしょう。
アリスさんの2800円シリーズは相変わらず堅調な動きを見せましたし、他のメーカーさんも少しづつではありますが、低価格な
作品が増えていったと思われます。ただ、中には低価格と言う名のボッタクリ作品(地っ球〜シリーズは間違いなくその類)もあり
ましたが……まあ、出した側も相応の代償があったことでしょう(苦笑)。
で、個人的に危惧していた8800円ソフトに対する購入意欲の低下に関しては思ったほどでなかったものの、矢張り多少の買い
控えがあったことも事実ですね。まあ、これは裏を返せばそれだけ2800円シリーズ&その他の低価格作品の中に優秀な作品が
多かったと言うことなのですが……今更ながら8800円と言う金額の重さが伝わってきたかな、と。
話変わって、全体的なゲーム傾向としては何でもありな方向でした。
これと言った新ジャンルが確立されなかった反面、全てのジャンルからコンスタントに良作が発売されたと言えるでしょう。
強いて言えば「姉ゲ」(年上ゲー)が若干躍進したかな、と。このあたり、年上(風味)属性持ちとしては単純に嬉しかったですね。
そして、エロゲに必須とも言えるユーザーのネット普及率はブロードバンドの普及により昨年同様、堅調に上昇。
いよいよ私の周りにも非ネットユーザーは居なくなり、それぞれがROやFFなどのネットゲーなどを楽しんでいる模様です。
逆に未だ56kモデムを使っているのは私だけになってしまいましたが……良いんです、まだ困ってないから(w;
ただ、矢張り情報伝達、収集の範囲がそれだけ広がったことも事実であり、各方面の評価を待ってから購入を検討すると言う
手段が一般化しつつあるのは良くもあり悪くもあり……。まあ、それだけ皆様の財布の紐も堅くなっているんでしょうけど、ね。
さて、前書きが少し長くなりましたが、ぼちぼち本編……2003年発売エロゲの簡単な総評を語っていくとしませう。
あ、先程も少し述べましたがテキストはいろいろと使い回しが多いです(爆)。あと、基本的にネタバレ上等かも……。
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〜2003年 Adult Game Best10〜<私的
では、さくっと行ってみましょう。敬称は略させて頂きます。
第10位
◆「ときどきシュガー」 (Xuse【純米】/1月31日発売/8800円)
ん〜、毎年10位の選考って結構悩むんだよなあ。いや、その他大勢(紹介無し)との境界なもんで(w;
さて、今年の総括における先陣を切る作品は……Xuseさんの「ときどきシュガー」でした。最初は「ど」きどきだと思ってたよ……。
昨年のエロゲ業界で一世を風靡した純愛「エロ」ゲの流れを汲むですね。微妙にランクダウンしていたものの、至って普通に
遊べてエロかったと言う点は評価できますね。恋愛ゲーとしても手堅くまとまっていたと思われます。ただ、エロ担当キャラの印象が
あまり芳しく無かった&若干真面目路線だった所為か、個人的には思ったより楽しめなかったのも事実。そんなわけで10位。
……特定シナリオが微妙に吹っ飛んでいたことや、お気軽に遊べると言う枠から微妙に外れていたのは……ね。
つか、別にシナリオ重くしなくても良いからフロラリ路線を活かしたエロコメ発展系にすりゃ良かったのにぶちぶちぶち。
あ、でも一応しっかり萌えエロしてます。いや、ホント。
お気に入りキャラ:特になし
追記など:エロ担当(誇大表現&偏見)キャラが性格的に気に入らなかったのが痛すぎ……。
第9位
◆「姉、ちゃんとしようよっ!」 (きゃんでぃそふと/06月27日発売/6800円)
はい、続いての9位は台風の目(?)、今年僅かながら飛躍した「姉ゲ」ジャンルからの選出でした〜。
今更ですが、一応私は年上「風味」属性(←俺も25だし……)なのですよ。誰だロリ○ンなんて噂をしてるヤツ(w;
実にイカスネーミング&攻略キャラが全部主人公より年上と言う要素に釣られて購入し、やれ久しぶりに堪能するかと思ったら
年上に見えるキャラが意外に少なかったワナ。挙げ句年上系キャラに多い包容力などの要素や魅力を各ヒロイン
に分散させてしまい、私的琴線に触れたキャラが居なかったと言う素晴らしいオチがあったのは笑って良いのか悪いのか。
まあ全員同じような性格じゃゲームとして微妙に成り立たないのは解るんだけどさー。そう考えると、やっぱり姉は1ゲにつき1人?
ただ、見た目性格は兎も角として「キャラが全員年上」と言うゲームを作った試みは評価したいです。珍しかったし。
なんだかんだでシナリオもコメディ満載で面白かった点は高評価。あ〜、ちょいと油断すると仮○ライダーっぽくなりましたが(笑)。
ちなみにえちぃ関係もなかなかよろしかったんだけど……尺が短いので何の役にも立ちませんでした。もー。
お気に入りキャラ:秘密
追記など:要芽っちがあんなキャラだとは思わなかったよ……。
第8位
◆「お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ)」(Marron/7月25日発売/8800円)
なんだか姉ゲが続くなあ……と言う訳で、第8位は「お姉ちゃんの3乗」でした〜。
つか、あと5ヶ月遅れで出せばもうちょっと売れたかも知れないのに……季節外れすぎ。北国在住だと尚更。
吹っ飛んだシナリオ&読み手を選ぶことで定評がある竹井氏の新作でしたが、相変わらずえちシーンがぶっ飛びすぎ。
3乗じゃなく惨状になっている様は、ある種の神々しささえ感じました。内容自体は気にいらんけど(w;
ノリ自体は前作「秋桜の空に」と同様の不条理ハイテンションコメディどこから突っ込んで良いものかアタシからどうぞ系なので、
変化無き新作が好きな私としてはなかなか楽しめました。下手に作風変えてドタバタするよりかはこの方が好き<わりと保守派
あ〜、そう言えば一応これって甘やかされゲーだったっけか……まあ、間違ってはいないけどそれどころじゃ無かった記憶が。
お気に入りキャラ:ドレスを着た悪魔(笑)。
追記など:下ネタがキツイんだよなあ……中途半端に想像できるところが特に。
第7位
◆「CANNON BALL」 (Liarsoft/02月07日発売/初回9800円/通常8800円)
はい、微妙に縁起のいい第7位は……ん〜、まあ一応面白かったし。
間違いなく今年一番ドタバタしたゲームですね。つか、Win98SEで何事もなくインスト出来たのは奇跡だったかも知れん(w;
勿論ペナルティ付きの順位です。何事もなければ1位でも良かった作品だと思っています。ぶっちゃけランキングに入れるべきか
悩んだのですが、単純にゲームとしての面白さを考慮してこの位置に入れることにしました。建前上。
無駄に熱い物語といい、完成された世界観といい(多少消化不良なのはご愛敬)、全てが琴線に触れたのですが、それに至る
までの労力&被害を考慮すると素直に誉めたくないですよ。満足に遊べなかったユーザーさんがどれだけいたことやら(−−;
ただ、レースゲーと銘打っていた反面、本来あって然りなスピード感が音楽以外に全然感じられなかった点は微妙……。
他は個人的にほぼ満足出来ただけに、ゲーム以前の問題(バグ)で評価出来なかったのは全くアホらし(検閲)。
お気に入りキャラ:沢山いて選べません(笑)。
追記など:スポンサー企画に参加させて頂きました。ありがとうございます。
第6位
◆モエかん (ケロQ/01月31日発売/8800円)
萌えかん、燃えかん、モエ漢……はい、6位に選ばれたのはレビュー未執筆(苦笑)作品である「モエかん」でした。
プライベートゲームとして処理した作品でしたが、内容自体は純粋に面白かったのでランク入りさせて貰いませう。
シリアスと萌えの融合が実に見事な作品でした。本来この手の作品はどっちつかずということで嫌う傾向にある私が楽しめ
たというのは意外でもあり面白くもあり。強いて言えば思ったよりまったりしていた作品ですな。もっと殺伐すると思ってたのに(w;
そうそう、極東日没の絵がウケ狙いで描かれているということに気が付くまでやや暫くの時間を要しました(w;
ただ、本来まったり和むはずのおまけシナリオが洒落になっていなかったんだな、これが。
何より本編が無事に終わった勢いでおまけシナリオ開始したら中身が陵辱系なのはやめれ(笑)。
身構えてないぶんダイレクトに凹んだし……つか、おまけシナリオって本来気軽に楽しめるのが人情でしょ旦那……。
お気に入りキャラ:かずさ
追記など:レビュー書いておけば良かったかなあ……。
……閑話休題。
そんなわけで、10位から5位まで、一気に発表してみました。
あ〜、多少暴言が混じっているのはご愛敬ということで。たまにはこういうテキストも良いものです(苦笑)。
さて、今年の閑話休題ですが……本来ここで堅気作品(全年齢対象)を語るのは場違いかも知れませんが、同人部門も廃止
したことですし、この場を使ってひとつ作品(同人ソフト)を紹介させていただきます。と言うか紹介させてください(笑)。
で、その作品とは……昨年個人的に高い評価を出した同人STGソフト「東方紅魔郷」の続編であり、今年の夏に発売された
「東方妖々夢」。
丁度昨年の今頃、友達から東方紅魔郷と言う同人STGを紹介され元エセシューターの端くれとして何気に遊んだのが運の尽き。
美しい弾幕と音楽にあっさり魅了され忘れかけていたSTG魂が復活した訳ですが、その続編に位置するのが本作だったりします。
※東方紅魔郷、東方妖々夢は(c)上海アリス幻樂団様の作品です。
で、本作も散々期待しつつ遊んだ訳ですが……言うに及ばず、素晴らしい作品でした。
芸術的であり絶望的とも言える弾幕美と絶妙な難易度。それを一層印象づける素晴らしい音楽……全てが最高でした。
まあ普段から特定タイトルのべた褒めをすることは少ない(しない)私ですが、こういうときぐらい素直に誉めさせて貰おうかな、と。
何より、弾幕系STGが好きな方には是非一度プレイして貰いたい作品ですね。百聞は一件にしかず、と言うことで(w;
−−−−−
以下、解る人(持っている人)向け。
折角なので私のリプレイを載せておきます。ver1.00b(以降)対応、ファンタズムのデータです。霊夢(夢)、9.8億、1ミス。
http://www1.odn.ne.jp/~nagale/th7_rbp9.lzh
あ、もうひとつ。ver1.00b(以降-数値が変わるまで)対応、エキストラのデータです。霊夢(夢)、8.8億、ノーミス(注:6ボム)。
http://www1.odn.ne.jp/~nagale/th7_rbe8.lzh
どちらのリプレイも内容はいまひとつですが、遊んだ記録ぐらいは残しておこうかと。
まあゲームを持っている方で興味の有る方はDLしてまったりと眺めて頂ければ嬉しい&幸いです。
−−−−−
さて、それでは話を元に戻しつつ、上位5作品の発表に移りましょう。
第5位
◆「妻みぐい2」 (アリスソフト/03月28日発売/8800円/DVD)
はいはい、ここからは上位5作品です。まあ、所詮自己満足のランクなのでアバウトなものですが(w;
そんなわけで第5位は昨年、業界に激震が走った「妻みぐい」の続編がランクインされました。
つか、2800円。何と言おうが2800円。この規模で2800円は凄すぎ。
安いというのはそれだけで武器になるものですが、それでいて8800円のエロゲに劣らない内容と完成度を保っていた点は
流石低価格路線の先駆けメーカーさんと言えるでしょう。この値段なら本当に気軽に買えるんですよね……損をしたとも感じないし。
まあ、ぶっちゃけ人妻系ってのはあまり好きくないんですが(笑)。年上は好きなんだけどねー。
とは言え、エロエロなことは間違いないので、趣味が有ればそれ以上に楽しめることでせう。
お気に入りキャラ:特になし
追記など:ホント、こういうのは力のあるメーカーさんだからこそ出来るんだろうなあ……。
第4位
◆「斬魔大聖デモンベイン」 (ニトロプラス/04月25日発売/8800円)
はい、第4位に選ばれたのは……手を出そうと思いつつなかなか手を出せなかったニトロさんの作品でした。
ん〜、手を出すまで本当に長かったなあ(w;
馬鹿なのか真面目なのか良くわからないロボットモノ(andクゥトルー神話ネタ含む)でしたが、王道熱血系作品として実に
楽しませて貰いました。ロボットモノのお約束のごとく、ピンチ→必殺→ピンチ→必殺の無限ループっぽくなっていた点は微妙
でしたが、まあそういう展開が好きな人には堪らないのでせう。あと、野郎キャラの方が印象に残るのもお約束?
あ、圧倒的なCG枚数は素直に脱帽。思わず勿体ないと感じたぐらい、場面場面で贅沢にCGを使っていましたね……アレ凄すぎ。
ただ自分はクゥトルーを全く知らないので、その点で楽しめなかったのは残念……いや、かえって良かったのか?
お気に入りキャラ:アル・アジフ
追記など:えちシーンのマヌケ顔は萎える(w;
第3位
◆「CANDY TOYS」(jANIS/ivory/06月06日発売/8600円)
さて、いよいよ佳境に突入しました。ここからは割と本気、BEST3の発表です。
そして注目の第3位は……本作「CANDY TOYS」でした。
つか、間違いなく今年度のダークホース。自分もこんなにハマるとは思わなかったし(w;
純愛調教風味なエロゲでも無いかなあ、と常々考えていた私の前に現れたのが本作。
どうせ建前だけだろうと半信半疑で遊んでみたら、本当に純愛調教していてビックリというか奇跡というか……。
まあ調教ゲーとして見るとヌルいことは言うまでもありませんが、私のような純愛系を好む輩でも楽しく遊べた調教ゲーでした。
ただヒロインが完全に天然系だった点は人を選ぶでしょうねえ……序盤を乗り切れば大丈夫だと思いますが(w;
あと、悲劇のシナリオライターさんに合掌。いや、俺は普通以上に楽しかったから全然おっけい。つか、それを含めて好きよ。
お気に入りキャラ:両方(w;
追記など:個人的には年に1本あるか無いかの理想的エロゲでした。最高。
第2位
◆「大番長」(アリスソフト/12月19日/8800円/DVD)
良くも悪くも今年一番の本命となった大番長がこの位置に納まりました。
ま、単純に流石と言って良いでしょうね……下馬評通りに楽しめたと言うのは重要です。
兎に角、一度始めるとやめられない止まらないんですよこれが。この辺の中毒性はアリスさん
ならではですが、見事としか言いようが無いなあ、と。時間を忘れてゲームに没頭したのは久しぶりでした。
ただ、夢中になった反面、期待以上の出来では無かったのも事実。拍子抜けという程ではありませんが、思ったより平々凡々。
……つか、行動制限がキツすぎて難易度が微妙に高いし。久しぶりにロードしまくりの初回プレイでした。
最終的には簡単ですが、それに至るまでにサジを投げるケースが多々有りそうですね。つか最悪、最後で詰みそうな気配(w;
お気に入りキャラ:久那妓
追記など:期待通りと期待以上の差は小さいようで大きい……。
第1位
◆「Routes」(Leaf/02月28日発売/8800円)
はい、記念すべき2003年の私的エロゲBEST1に輝いたのは……ま、無難かな(w;
総合的に判断して一番高いクオリティ&楽しめた作品と言うことでこの評価を付けさせて貰いました。
原画、シナリオ、キャラ、全てが高い領域でまとまっていた点は好印象。欠点の目立たない作品だったと思われます。
プレイ後に強烈な印象を残さなかった点は残念でしたが、後々良作と思える作品であったことは間違いありませんね。
つか、ある意味この選考は苦渋の決断だったんだよなあ……妥当かつ理想とは解っていても、面白みがないのも事実、か。
でも明らかに設定には無理があったよな(w;
昼は学生夜はエージェントってのは単純に面白かったけど、現実味が乏しすぎたというか、明らかに無理というか……。
まあエロゲにおいてその辺の設定を突っ込むのは御法度ですが、それにしても……ね。
お気に入りキャラ:特になし。
追記など:つか、今年のお気に入りキャラの項目酷すぎないか?(w;
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はい、如何でしたでしょうか? とりあえずこれで2003年の発表を終わります(w
なお今年もベストキャラ発表は無しとさせていただきます。最近、いまいち萌えキャラがいないというか何というか。
〜編集後記〜
あ〜、前書きの方が気合い入ってるかも知れないので読み飛ばしても可(苦笑)。
さて、相変わらず本文が手抜き気味なのはご容赦を(w; でも今年はいつも以上に「これ」という作品に乏しかったなあ、と。
普通に楽しむぶんには何ら問題ないのですが、明確に順位を付けようとするとなかなか難しいもので……。
……じゃあこんなテキスト書くなよと突っ込まれたらそれまでか(w; でも、やっぱり面白かった作品は羅列したいです、ええ。
何にせよ、昨年に引きつづき2003年総括は割と早めにUPできましたね。それだけが救いというか何というか(w
レビューとは違い特に宣伝している企画ではない(するほどのものでもない&そもそも暴言が多すぎて見苦しい)ので、ほとんど
日の目に触れることの無いテキストではありますが、もし何らかの形でこのテキストをご覧になり、このような最後のあとがきまで
読んでいただけたのであれば書き手として非常に光栄ですし、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、例の如く今年も相応のエロゲを購入し、レビューを書いている訳ですが……今年は一身上の都合もあり、購入した本数は
微妙に減少しましたね。まあそれでも月2本平均ぐらいで購入しているのかな(苦笑)。レビューサイトとして本数が少なすぎですが、
自分のペース的にはこのぐらいが丁度良いのかも知れません。
では最後に毎年恒例、この場所を借りて私が今年購入したエロゲ一覧をサクッと貼ってみようかと。
ちなみに一部レビューを書いていないソフトもありますが、これは個人的事情or書く価値無しと判断したゲームです。
2003年購入作品一覧。 <2003-12/中現在
それでは慌ただしい中ですが、これにて2003年度の発表を終わりたいと思います。
縁とお時間がありましたら、また来年のテキストでお会いしましょう〜(^^)/〜
2004/01/01 Nagale