ver 1.00
 
Nagale's ゲ−ムレビュ−
 
 
★★★『がんぶる!』★★★
 
〜GUNNERS BROOM〜
 
 
 −序章−
 
 時は98年夏。場所は東京ビックサイト西館4階企業ブ−ス。「葉っぱ」で買い物を終えたNagaleは「B−ROOM」さんの
 
ブ−スで数点のグッズを購入していました。その際に、横で「がんぶる!」のデモをやっているということだっ
 
たので、人混みの中をかき分けつつデモ画面をのぞき込んだのですが……
 
 
 
………技術の進歩に拍手………
 
 
 
 まったくねえ……そりゃまあ、厳密にいえばこのレヴェル以上の作品はありますよ。けれども、パソコンゲ−ムも
 
やっとここまで出来るようになったんだなあ……という感慨みたいなものはありましたね。特にDOSからの流れを
 
引き継いでいた私にとってはジェネレ−ションギャップを感じさせるものでしたねえ……閑話休題。
 
 
 
 
 
 さて、ゲ−ム内容に関しては……シュ−ティングについては、ほぼ文句のつけようはありません。適度な難易度、
 
コンティニュ−によるLevelの配慮など、初心者から中級者まで楽しめます。まあ、上級者には物足りないのですが、
 
それはしょうがないですね。
 
 そもそも、元がエロゲ−です。極端な難易度上昇はユ−ザ−を遠ざけることになるのでこれは賢明なところでしょう。
 
 まあ、私みたいなシュ−ティング好きの上にエロゲ−が好き(苦笑)といった人には多少物足りない程度……具体的に
 
言えば当たり判定の大きさやボスの耐久度の高さを始め、ワンパタ−ンな攻撃など色々とありますが、それを加味した
 
とはいえ、パソコンゲ−ムでこれだけの出来であれば申し分ありません。
 
 しかし…最後はやっぱりメイドさんでしたね(笑)。あのキャラを打ち落とすのは良心の呵責が〜〜〜(爆)。
 
ステ−ジ的にも一番完成度が高かったです。あと音楽も。
 
 
 
 ADV部分に関しては……大きな不満はないのですが、もう少しキャラの個性を生かしたイベントが欲しかったです。
 
 シュ−ティングをメインにしている為、どうしてもADV部分は「うっとおしい」という印象しかもてませんでした。
 
その辺りの融合が上手く行けば、良かったと思われます。しかし決して出来が悪い訳では無く、メイドさんABC3人衆
 
のイベントやマリエルの天然ボケ(?)には笑わせて貰いました。この辺りは声優さんの力が圧倒的に大きかったです。
 
そういう面では音声入りも悪くはないのですが……。
 
 
 グラフィック……今回一番悩みました。つい先日購入した某ゲ−ムと原画人が同じだった為にギャップが凄かったですね。
 
陵辱ゲ−ムのキャラとSTGの可愛いキャラ……難しいなあ(苦笑)。まあ……それはそれでいいんですけど、
 
矢張り原画は新井さんに描いて欲しかったです。あと、イベントシ−ンでのキャラ表情の変化がなかったのも
 
妙ですね。深刻な話をするときも笑い話をするときも同じ表情で語るというのは傍目に見ても気味が悪いです。
 
その辺りは若干引っかかりました。
 
 
 あと、メカデザイン格好悪すぎ!! アレは勘弁して。マジで。5大精霊は仕方ないにしても、せめてDr.コアクト−
 
のデザインはもう少し格好良くして欲しかった……演出とかは細かいのですが……ちなみに最終ステ−ジのメイド屋敷
 
の背景におかしな絵が混ざっています。余裕があれば見てみましょう(笑)。
 
 
 
 それにしても……これをキ−ボ−ドでプレイするのは辛いですね。ジョイスティック対応となっているものの、メ−カ−
 
保証外になるのは理不尽……まあ、今のパソコンの現状では仕方がないのですが、せめて、これだけは正式対応!
 
というのが欲しかったです。ちなみに私はIF−SEGA/98+サタ−ンパットを使用してます……っていうか、
 
「がんぶる!」の為に買いました(苦笑)。
 
 
 
 今回の音楽は良かったです。前作はちょっとハズレだったかな? という感じでしたがこれは問題なかったです。
 
ノリのいい作風と場面にあった演出は秀逸です。ただ、PCMはある程度カットできないかなあ? 知っての通り私は
 
音声があまり好きではありません。Voice有り、無しを選択できるようにして欲しかったです。
 
 もっとも、ボス戦では逆にVoiceがあった方が敵の攻撃パタ−ンが見えるという利点もありますが……まあ、
 
そろそろ声にも馴れていかないといけない時代が来ていることは確かで………折角熱演してくれている声優さんにも
 
悪いとは思っているんですけどね。声優のレヴェルはいい方だと思われます。
 
 
 
 
 
総  評
 
 
 何処かで見たようなシュ−ティング、という野暮なツッコミもありますが、逆に言えばそのシュ−ティング程
 
の出来であることがいえます。画面を見て気に入った人は買ってもまず後悔しないでしょう。ただ、そこそこの環境が必須に
 
なりますが……。Hシ−ンは多くは望めませんが、適度に用意されているため、ある意味、ゲ−ムとの両立も出来
 
ています。さて最後に、このレビュ−の完成直前にHP上で修正パッチVer2.00(1998/12/11日現在)が
 
配布されました。この批評はVer1.0xに対してのレビュ−であるため多少内容に違いがあることをご了承下さい。
 
ちなみに、Ver2.00を試してみたところ、一部の攻撃パタ−ンが変わり、全体的にBOSSの耐久度が半分程
 
になっているような印象を受けました。詳しくは配布パッチのtxtを見て下さい。
 
それでは、今回はこの辺で・・・。
 
 
                                      1998/12/12 流 雷氷委員長
 
 
Post,script,
 
Millenniumだともう限界か……早く新しいアクセラボ−ド買おうかな。
 
 
Post,Script,2
 
後日買いました。ゲ−ムスピ−ドが亜音速になりました(爆)。笑えません(苦笑)。
 
 
 
 
 
<ゲ−ム動作環境>
 
 
OS=Win95/98が動作すること。
 
CPU=Pentium133Mhz以上
 
解像度=640×480:256色表示が可能であること。
 
メモリ=空き15MB以上   HDD=空き容量270MB以上
 
CD−ROM=4倍速以上   PCMが再生可能であること。
 
Direct DrawにHWで対応したVRAM4M以上のアクセラボ−ド
 
ジョイスティック対応(未保証)   DirectX使用(5以降)
 
 
 
 
 
「補足」
 
 
 
「【原画】 緑一色」 「音声一部有り、アニメ無し」 「初回特典有り」
 
「音楽 Humi」 「価格 7800円」 「18禁」
 
 
 
    
 
 
 
 
「がんぶる!」
 
 
メ−カ−     STUDiO B−ROOM
 
ジャンル      STG(横シュ−)
 
 
ゲ−ム性     10点
 
スト−リ−性    9点
 
グラフィック     8点
 
操作性        8点
 
音楽        10点
 
 
合計   45点
 
 
 
 
 
<評価概要>
 
 
 
 
シュ−ティングとしてしっかりと成立している。技術の進歩に拍手。
 
展開的に不満はなかったが、やはり押しに欠ける部分がある。もう一息。
 
キャラの表情に変化が欲しかった。あとメカデザイン格好悪すぎ。
 
ST時のゲ−ム終了コマンドが無い。又ジョイパットが無ければ事実上クリア不可能。
 
出来は最高。場面にも上手く合っていて不満は無い。流石はHumi氏。
 
 
(上から順に、ゲ−ム、スト−リ−、CG、操作、音楽と各1行づつの評価説明)
 
 
 
<評価用プレイ時間参考表>
 
 
1プレイ時間       約02時間30分
 
総プレイ時間       約10時間20分
 
 
1プレイでのHシ−ンの割合(時間)     約00時間10分