『CANNONBALL 〜ねこねこマシン猛レース〜』
はじめに注意事項です。このレビュー中には表現の都合上、ゲーム内容に関してのネタバレなどが含まれている
可能性があります。ゲームをプレイ中、及び未プレイの方は、ゲームを最低一度は攻略(エンディングまで到達) した
後で、このレビューを読むことをお薦めします(勿論、未プレイの方でも大丈夫なよう、ネタバレ的要素は極力排除
しているつもりですが、排除が万全とは言えません)。以上の件、閲覧前に何卒ご理解ご了承下さい。
●− Review 序章 −●
ゲーム内容はほぼ間違いなく大丈夫……後は大きなバグさえ出なければ手放しで万歳出来るんだけどなあ。
中途半端な金欠に嘆いていた2月上旬。私はいつものようにネットを巡回しつつ、キャノンボールに関しての情報収集をしていました。
……もっとも私を含め殆どの情報元で「バグ大丈夫?」な話題しか出ていなかったのは思わず苦笑い。ただその原因はメーカーサイド
からゲームの事前情報(開発状況)が殆ど出ていなかったことにあるのですが……ぶっちゃけ、この時点で強烈に不安だったことは事実。
さて、自称ライアー推進派である私にとって本作の購入は必然であり、取り立てて語る要素もないのですが、ライアーさんの出す作品
はアクの強さこそあるものの、どの作品も実に味があり非常に私好みなメーカーのひとつです。世間的には馬鹿ゲー制作メーカー、バグ
メーカーとして(悪名)名高いのですが、実際の所、根底は真面目な路線であり、私としては作品を遊ぶ度に唸らされる数少ない優良メー
カーさんでもあります。事実、本作の内容に関しても間違いなく楽しいだろうと言う自信めいたものがありましたし……。
で、一応ファンクラブに入っている立場としては還元率の高いメーカー通販を使い購入するのが当然かつ常套手段だったものの、折しも
1月は金欠の真っ直中でメーカー通販する余裕すら無い始末(通販締め切りが給料日前)。
……結局今回はショップ購入に変更すると言うことで落ち着いたのですが、今思えばそれが騒動の前触れだったのかな、と。
とりあえず面白いことは保証済みだから問題ないや……と言う思惑を秘めつつ本作を購入したのですが……閑話休題。
あ、案の定どころの騒ぎでは済まなかったし……。
まあ何というか、一言でいえば「悲惨」。
今まで親切なユーザーさん(注:私は不親切)が再三に渡って訴えてきたバグ仕様改善の忠告を無視(恐らく今回も喉元過ぎれば
以下略な気もしますが)を他人事のように放置しておいたツケが回ってきた良い例と言えるでしょう。
……事の経緯を知らない人に詳しく説明すると、本作はインストーラー関連に致命的な欠陥があり、推奨環境以上であるにも関わらず
ゲームをインストールできない人が発売日以降に大多数溢れるというエライ騒ぎになりました(初期ロット)。
幸い私はメーカー推奨の手順を取り問題なくインスト出来たのですが、そもそも普通にインスト出来ない時点で論外な話です。
但し真剣に悩む人が沢山いた反面、訴えている人の全員にそれをするだけの正当な権利があったのかは正直微妙な話ですが……。
ぶっちゃけこれがゲーム中のトラブルであればバグを愚痴りつつ正当なゲームの感想や批評も可能だったものの、ゲームすら出来な
い人が多数存在した状況下ではゲームの批評、感想どころではありませんし、そんな作品を人に勧めるなどもってのほか。
ちなみに発売日以降の数日間、私のサイト(日記)では愚痴が延々と続いたのですが……。
ただ、皮肉というか不条理と言うか、これだけのトラブルを抱えつつも本作は非常に面白い作品でした。事実レビューを書く必要
性を感じたからこそこうしてレビューを執筆しているわけですし、せめて作品自体は正当に評価したいと言うのも本音です。
起こってしまった結果に対して「IF」は厳禁ですが、もしこの内容でバグが無ければ傑作とも言えただけに残念でなりません、ね。
……さて、それでは気を取り直して個々の見解に行ってみましょう。
壮大な世界観に惚れ込むのも一興……ゲーム性です。
ゲームジャンルはADV。レース云々もありますが、ジャンル的にはADVの枠を越えていませんね。また要所で古き良きSFな雰囲気を
醸し出しているので、その手のジャンルが好きな人にはたまらない展開だと思われます。但し裏を返すとSFチックな世界観が気に入ら
なければそれでお終いな部分もありますね。まあ恐らく殆どの人が順応もしくは納得出来る世界観になっていると思われますが……。
ちなみに1プレイ時間は約10時間程度と中規模の長さになっています。難易度は気持ち低めの設定。但し、クリア自体はさほど難しく
ない反面、各種イベントを多く見るにはそれなりの計画性とプレイヤーの実力が要求されます。このあたりの調整は絶妙と言えるでしょう。
で、本作においてまず特筆したいのはキャノンボールという名のレースを舞台にした物語の設定や背景事情の魅せ方。
特にある種の幻想的ファンタジーとも言える世界観自体から発生する魅力に伴う物語への引き込ませ方は本当に上手かったですね。
また、避けようの無い現実や緊張感を淡々と的確に描写していた点は思わずゲームの世界に居るかのような錯覚を受けたほどです。
毎度ながらと言えばその通りですが、魅力的な設定や要所での唸るような演出は実に見事でした。
そしてその世界観を更に光らせていたのが個性豊かなキャラクター達。どのキャラも本当に良い味を出していましたね。何というか、
脇役の一人に至るまで脇役と感じさせないんですよ。どのキャラからもそれぞれに魅力を感じたと言うのは登場人物をしっかりと物語の
中に絡めていたと同時に、その世界が「生きている」、バーチャルリアリティを維持している何よりの証拠ですし。
……勿論、他チームなどの主役に直接関わるキャラは更に魅力的なことは言うまでも有りません。
特にキャラ(クラウン)同士の交流や繋がり、更には確執などが丁寧かつ的確に表現されていたので、どのキャラ(ライバル)に対しても
愛着が持てたのは良かったですね。正直キャラ(ライバル)達に関してはもっと好き嫌いが出ると思っていただけに、癖がありつつも味が
あり、なおかつ好感の持てたキャラばかりだったのは嬉しい誤算でした。
で、肝心のゲーム内容ですが、当たり前の如くキャノンボールのレースがかなりのウェイトを占める作りになっています。
そのレースに関しては、基本的にコマンド先行入力式の観戦型。レース自体はコックピット内の描写がメインになることや、状況に
よっては他車とのバトルも発生するのでそれなりの雰囲気が出ていたと思われますが、実際のところはそれを加味しても矢張りメインで
あるレース関係の演出が単調なことは否めませんね。実際レースをしているという雰囲気はかなり薄く、唯一「らしさ」を感じるのは
スピード感溢れる音楽ぐらい……正直、これは勿体ないです。せめて簡単なムービーや走行中のCGなどをレースの要所で挿入すれば
もっと臨場感が表現出来たと思うのですが……まあ間違っても本格的なレースゲームを期待してはいけません。
但し、状況によっては時折リアルタイム(時間制限付き)選択肢が入るなど、瞬時の迅速さを要求されるケースもあります。気を抜けな
い(レース中の緊張感や心理を表現している)という面では面白いものの、個人的にはアクティブ系のシステムは胃に良くないので嫌い
です(苦笑)。演出効果としては面白いのですが、ピリピリ構えながらゲームを遊ぶのは苦手なんですよ、ね。
まあ、物語自体は先に述べたように完成度の高い作りになっているので、それだけでも充分楽しめることは間違いありません。
後は如何にそのSF感溢れる世界観に引き込まれることが出来るかが一番のネックと言えるでしょう、はい。
スピード感溢れる展開を堪能できるか……ストーリーです。
CANNON BALL−それは命がけのレース。
死と隣り合わせの宇宙でもっとも過酷な条件の下、銀河最強最速の証を求めるものが集い、凌ぎを削り合う。
惑星ジェノバにくすぶるフォリオが前回キャノンボール優勝者のブッチから暗殺者であるフォックスバッドを自らの元に連れてくるよう
依頼を受け、不振に思いつつもそれに従ったフォリオがフォックスバッドと出会ったそのとき、全ての物語は動き始めた−。
レースの影で進行する陰謀。襲い来るライバルとの戦い、遙かな過去に置き去りにされた禁断の記憶……冒険のスタートフラッグが
今、振り下ろされる!! ……という感じで物語は幕を開けます。渋いです(苦笑)。
さて、そんな感じでテンションが高いままに進行するシナリオの詳細ですが……今回は全編通してほぼ真面目系。ところにより
熱血、稀に馬鹿笑いな印象でした。ライアーさんの馬鹿ゲーを好み、常に何かを期待している立場としては寂しいものもありましたが、
実際のところライアーのシナリオライターは馬鹿ゲーの実力は言うに及ばず、シリアスなシナリオを書かせても業界トップクラス
の手腕を発揮するメーカーでもあります。
……そして、今回はそのシナリオが見事に私的琴線に触れました。
事実、プレイヤーをあっと言う間に物語へと引き込ませるシナリオに加え要所でのアクセントが絶妙。有無を言わせず先へ先へと
進めたくなる感覚に加え、シナリオを「読ませる」という面でもライターさんの手腕が遺憾なく発揮されていましたね。まあ恒例の問題も
ありシナリオには多少不整合な部分もありましたが、ストーリーの「熱さ」が伝わって来るかのような勢いは高く評価したいですね。
また、伏線の貼り方や回収のしかたも相変わらず上手すぎ。これはライターさんが世界観をしっかりと把握、認識してテキストを書いて
いる証拠とも言えますが、要所で謎が解ける度に成る程と納得したり唸らされたり。ただ、理由は解りませんが一部のイベントやシナリオ
を強引に切り捨てていたように見受けられたのは残念でした。恐らくもっと詳細な設定があったと思われますが……。
更に序盤と終盤の盛り上がりに反して中盤が若干冗長気味だったのが残念。まあ実際はそうでもないのですが、何せそれまでの
テンションが極端に高かったのでガクッとペースが落ちてしまったかのような印象(錯覚)を感じてしまったのは事実。それに加え、多くの
脇役キャラが本線の重要なところに絡んでくることが多々あるので、イベントをしっかり回収しないと状況によっては終盤で多少の混乱や
シナリオ不整合を起こすことがあったのは勿体ないですね。まあ終盤は客観的に見ても少し強引な進め方だったと思われますが……。
……せめて重要なキャラが関わるイベントだけは強引(強制)でも良いので見せて欲しかったところですね。
とまあ、茶々を入れようと思えば他にもいろいろ不満はありますが、本作から感じられた「勢い」は単純に高く評価したいと思います。
細かな欠点を「勢い」でフォローし、単純に何も考えずゲームに没頭出来たと言うのは個人的に一番嬉しい話なんですよ、ね。
さて、ゲームの華、CGです。
原画担当は小梅けいとさん。正直これと言って特筆すべき点はありませんが、スレンダー系の絵が好きな私としては、以前に比べ
堅さが抜けてきた最近の絵は結構お気に入りだったりします。ただ、どちらかと言えば癖のある作風なことは確かですね。嫌な癖では
ないものの、人を選ぶ絵柄であることは事実。なお、サブ原画として中村哲也氏を始め、他数名も一部の原画を担当しています。
ただその中で今回驚いたのはキャラの描き分け。本作は脇役を含めると相当数のキャラが登場しますが、どのキャラも脇役と言う印象
が薄く、魅力的に感じる描き込みになっていた点は高く評価したいですね。通行人Aと言う存在が存在しなかったと言えば何となく解る
と思われます。特に本来あまり嬉しくないハズの男キャラに関しても実に格好良く描かれていたのは好印象ですね。シナリオの渋さに原
画の魅力が相まり、上手い相乗効果になっていたと思われます。
また、エロゲの本分であるえちシーンに関してもなかなか良好でした。一部のシーンはたどり着くまでの条件こそ大変ですが内容は
充実。テキストも意外にエロく、良い感じで堪能することが出来ました。余談ですがアナスタシアのえちイベントは不本意ながら最中の
お約束パターンに思い切り爆笑しましたよ(苦笑)。ああいうノリは上手いですし、個人的にも好きですね。
あと、これも是非取り上げておきたいのですが、OPムービーが無茶苦茶カッコイイです。
イメージがダイレクトに伝わってくるかのような感覚は実に見事。ノリの良い音楽とも相まって久しぶりに素で惚れ込みました、はい。
さて、システムですが……。
今回の件は評価に値しません、終了。
……で切り上げても怒られないとは思いますが、流石にそれは傲慢なので「中身」に関してのみ最低限の説明を。
まず、ADVその他における基本的なシステムは一通り完備されていました。特に今回はシステム自体が妙に安定していたのはちょ
っとした計算外でもありました。特に重宝していた選択肢までの瞬間スキップで不正終了が出なかったのは初めての体験でしたし。
レース自体がADVの枠を極端に越えていなかったこともあり、システム関連に斬新な試み自体はありませんでしたが、至る所で小技
の利いた演出(システム)は健在。こういうところは素直に上手いなあ、と。
特に要所のイベントやえちシーンで挿入される効果「音声」は臨場感を引き立てるという点で非常に高く評価したい演出でした。
周りの喧噪描写による臨場感の強調やえちシーンの喘ぎ声が途切れない等という細かな配慮などは高く評価したいですね、はい。
で、実際のところ中身のバグに致命的なものは無し(勿論バグは沢山ありましたが)。ちょっとした緊急回避(苦笑)用に使うウィン
ドウの最小化が出来なかったのが唯一不満だったぐらいですね。
ただいかんせん今回はゲーム以前のトラブルなのでどうしようもないというのが本音。結局バグであることに変わりはありません
し、以前からの教訓が全く活かされていなかったと言う結果の下では評価する意欲も沸きません。
勿論メーカーにも何かしら正当な言い分はあるでしょうが、ぶっちゃけ遊ぶ側としては何を言おうが言い訳にしかならないのですよ。
以上のことをわきまえ、本作のシステムに関しては評価に値せずということで締めたいと思います、はい。
さて、ゲームの引き立て役、音楽です。
音楽担当はライアーさんのゲームではもうお馴染みとなったノーブランド・サウンズ。新作が発売される度にその幅広い作風と高い
クオリティを持った音楽に感動&魅了されてきたのですが、矢張り今回もその感動は健在でした。
元々コンシューマの名作STGなどを担当してきた音楽チームということで「カッコイイ」系の曲(特にエレキのメロディは絶妙)に関しては
兼ねてから定評があったのですが、STG系の勢いとスピード感溢れるレースゲームの音楽はジャンル的に似た傾向に位置することもあ
り、本作ではその「カッコイイ」系音楽の実力が遺憾なく発揮されていたと思います。
……ちょっと余談になりますが、似非シューターの私にとってはこの類の曲調は本当に感涙ものなのですよ。
で、特筆すべきはレース中に流れる音楽。外見の単調さをフォローしつつ、レースのイメージが伝わってくるかのようなスピード感
溢れる曲の数々は見事の一言でした。プレイヤーまでもが思わずハイテンションになってしまうような錯覚に見舞われるのは間違い
なくこの音楽効果によるものですね。
勿論、それ以外の音楽や全体の完成度も高く、安心してクオリティの高い音楽を聴くことが出来ました。音楽が各場面ごとにしっかりと
融合し、演出を助長もしくは昇華させていたのはゲーム音楽として高い完成度を持っていたことの証明でしょう。
ただ背景が妙にSFちっくだった所為か、一部の静かな曲が某大作RPGな雰囲気に感じたのは秘密ですが……(苦笑)。
また、今回はテンションの高い曲ばかりが耳に残ってしまい、情緒ある曲が影に隠れてしまったのは個人的に残念だったかなあ、と。
あと、補足気味になりますが音声に関してはどのキャラも及第点以上。男キャラも渋い配役が割り当てられていて良い感じでした。
ただ基本的にフルボイスでは無いので、一部のシーンで音声が無い箇所があった(これは仕様です)のは常々勿体ないなあ……と。
トラブルさえなければ間違いなく良作以上の評価を出していたのですが……。
秀逸なシナリオ、引き込まれる展開、ゲームを盛り上げる演出、全てが高い次元でまとまっていました。特に後半は質の良いスピード
感あふれる映画を見ている気分に陥るほど、心地よい時間を堪能させて貰いました。……正直ここまでゲームの世界観に浸れたゲーム
は本当に久しぶりでしたね。思わず時間を忘れてゲームを遊んでいた……と言うのが個人的には最大級の賛辞だと思います。
ただ、それだけに今回のトラブルはあまりに勿体ないと言わざるを得ません。
そもそもライアーはこれまでもバグ絡みで様々な問題を起こしており、その都度一人勝手にウンザリしてきた立場としてはもういい加減
にして欲しいと言う心境ですね。特に今回の件は明らかに確認不足と怠慢以外の何者でもありません。
勿論純粋にゲーム自体を高く評価することは可能ですが、発売日に購入して遊べなかったユーザーの心境を考えると、とてもそんな気
にはなれませんし、何より失礼な話です。まあ、時間が経てば遊べるようになるとは思われますが、そう言う問題ではありませんし。
さて、結論です。
基本的に現段階(2003/02)では本作をお薦め出来ません。理由は初期ロットの致命的不具合があるからです。ゲームとしての
面白さは保証しますが、いくら面白かったとは言えバグ持ちのソフトを薦めることは出来ません。
ただ、諸処の問題が解決されたセカンドロットが発売されるようであれば、自信を持って紹介したい作品ではあります。
……良くも悪くも、いろいろな意味でこれほど熱くなったゲームは久しぶりでした。
どういう方向性で評価すれば良いのかは最後まで悩みました。バグ問題に触れないことも可能だったのですが、今回はその規模を
考慮すると取り上げない訳にもいかなかったので……結果的にどっちつかずの中途半端かつ随分と愚痴っぽいレビューになってしまっ
たのは本当に申し訳無いです、ね。但し、本作のレビューに関してはいずれ改訂版を作成する予定もありますが。
さて、今回はこの辺で筆を置かせて貰います。
縁があれば次のレビューでお会いしましょう(^^)/〜
OS=日本語版Windows98/Me/2000/XPが動作する環境
CPU=PentiumII-300MHz(推奨PentiumIII-500MHz)以上
メモリ=128MB(推奨256MB)以上
HDD=空き容量1.7GB(推奨2.7GB)以上
解像度=800×600:フルカラー表示が可能であること
CD−ROM=実装必須
音源=WAV
DirectX=必須
「原画:小梅けいと、中村哲也、他」
「シナリオ:星空めてお、高尾登山、他」
「音楽:ノーブランド・サウンズ」
「音声:一部有り アニメ:無し 」
「発売日:2003年02月07日」
「価格:初回9800円、通常8800円」
「初回特典:ミニカレンダー」
「年齢制限:18禁」
「メディア:CD」
注:2003/01より点数形式を変更しました(50→100点満点)